第7話

神木先生について。

昨日も今日も私の周りをうよつく。話したいらしい、私と。さんざん私に怒鳴られたと言って騒ぎ散らしているのは知っているし、けい先生は普段文句も言わないから爆発したんだと言って被害者ヅラしているから、私は縁を切ったのに、うざい。


思えば神木先生の席に行って話しかける人はいない。好きな人はいないのだ。逆に、よくうようよしていて、話しかけに来ている。暇なんだ。自分で仕事はできないし、被害者ぶるばかりで、お願いした相手の悪口を撒き散らす。私が体調不良で早退して初めて、相手へ気遣いを送るということを気に留めたみたいだ。これからは体調不良の場合には休んで、次の日からまた仕事をすることにする。

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