〆の一杯

嫁小豆

〆の一杯

カランカランとおとがする

鈴のなるが響きたる。

『いらっしゃい!』との店主の声が

〆の一杯さそりゆく。

のれんくぐってドア閉めて

私はいつもの席座り

『〆の一杯頼みます。』

店主笑顔で〆の一杯作ってて、

辺りの香りが旨そうで

生唾なまつばごくりと呑み込んだ

すると出てきた〆の一杯、

一口すくって噛みしめて

口に広がるその味は

心踊らす幸せの味。

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〆の一杯 嫁小豆 @ReiyaLove

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