次章予告①
桜子「ふふ、鳩緒さまとの高校生活。想像するだけで胸が高鳴ります」
空岸「……それはそうと、お嬢様」
桜子「なに?」
空岸「あれこれやっている間に、もうすっかりお料理が冷めてしまいました。食器で遊んだペナルティもありますし、本日のディナーは抜きでよろしいですね?」
桜子「……空岸、もしかして怒ってる?」
空岸「ご冗談を。無趣味無愛想無感情のアンドロイド人間な私に、怒るなどという機能が実装されているわけがありませんでしょう?」
桜子「ご、ごめんなさいったら。貴方がその1ミクロンも感情の出ない能面みたいな顔をそんなに気にしているとは露知らず」
空岸「あぁ、ダイエット期間なのですね? そうとは知らず大変失礼しました。これからしばらくの朝餉はバナナと牛乳だけでよいとシェフにお伝えしておきましょう」
桜子「あ、案外子供みたいなところあるのね貴方……」
次章・純情サイコパス
『転入生・字幕桜子』
空岸「時にお嬢様。次回予告というものは、主人公が何か適当な決めゼリフで締めくくるのが定番でございますが」
桜子「もう時代は令和なのよ、古臭い慣習で無茶振りしないで。やりたければ貴方が勝手にやって頂戴」
空岸「読まないと殺しちゃうぞ、なんてどうでしょうか」
桜子「次の章から空岸は出てきません」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます