ジュエモン集め
パレスト草原で6大ジュエモン探し
第4話 そして、誰もいなくなった
午前10時頃だろうか。見渡すかぎりに青々しい草が生い茂っている。ここは草原、パレスト草原というらしい。あまりにも唐突に始まった僕のジュエモン探しの旅は、ここから始まるのか。どんな困難な旅になるかは分からないが、中々面白そうだからまあ良しとしよう。それよりも、ここは僕の家(といっても木の根本に皮を敷いただけのものだが)からどのくらい離れているのかを聞いていなかった。
「ここは殿の家から5000里ほど離れているでござる。」
5000里とはどのくらいだろうか。とにかくここは果てしなく遠い場所...それにしてもこいつは人の心を読めるらしいな。神だからあり得るが。しかし、そんなすごい神が僕に石装をして旅に出たなんて全く実感がわかないし、こんなところに飛ばされて何をすればいいか分からない。第一こいつ怪しいし、絶対この旅危険だろ。こんなことになるんだったら断るべきだったかもしれない。でもまだ旅を初めてもいないのにそんな後ろ向きにならない方が良いかもしれない。一気にそこまで考えた。
それから約20分後。広い草原はいくら歩けど景色が変わらない。突然、こいつがとんでもない事を言い出した。
「じゃ、後は1人で頑張るでござる。」
「いや、ちょっと困る、困ります!僕弱いの分かりますよね!?」
「殿は面白いお方でござるな。ほら、このジュエモン図鑑にジュエモンを登録していくでござる!殿はポケモンが好きでござるからな!」
「いや、別にそんな好きじゃないd」
「これを投げれば1部屋できるでござる!じゃ、検討を祈る!い、いや、祈るでござる!」
ジュエリンクはどっかに消えた。
えぇ...(困惑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます