第58話 エピローグ〜現実世界に戻ってきた二人。幸せなキス〜
「あー、みんなちょっと集まってくれー。」
村田課長が開発フロアのメンバー全員を集めた。
「大変残念ながら、
「みなさん、お忙しい中、ちゃんとアシスタントする前にこんな形になってしまい、大変申し訳なく思っています。
体調がよくなくこれ以上、みなさんにご迷惑をおかけする事はできないと思い、会社を辞めることにしました。
短い間でしたが、ありがとうございました。」
村田課長は、今までありがとうと行って、花束を渡した。
そのまま、小鳥遊は周りのみんなに小さく挨拶しながら、会社のドアを開けて出て行ってしまった。
鈴木は小鳥遊を追いかけた。
花束を持って歩く小鳥遊。
鈴木はなにかを叫んだようだったが、橋の下を電車が通っているようで小鳥遊には聞こえていないようだった。
鈴木は走って小鳥遊を捕まえた。
髪の毛をなで、落ち着いたら、とある問題を解決するために、2人である場所に行こうと伝えた。
小鳥遊も同じ事を考えていたので、行くときは必ずアレを持っていきたい、と言った。
鈴木は、そんな物を持っているのかと驚いたが、その提案は良いものだと思った。
そして、鈴木は優しく小鳥遊にキスをした。
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