カードのリアリティー

俺はハーレーをコンビニエンスストアのPにとめた


俺は着ていた黒の皮ジャンの中から小銭を取りだしコンビニエンスストアの中に入った


そのコンビニエンスストアは 立ち読み防止のためか すべての雑誌が亀甲縛りみたいに縛られていた


まったくお客を信用していない最低の店だ


これでは 俺の楽しみの雑誌の袋とじを少し開いて見るという行為ができないじゃないか



仕方ないので 缶珈琲ブラックだけ買い レジで福沢諭吉を渡した



店員が缶珈琲をレジ袋に入れ お釣りを渡そうとした瞬間 俺はその店員の額に 缶珈琲を投げつけた


「馬鹿野郎っ ポイントカードはお持ちですか?の一言がなぜ言えないんだ! たとえ一円でもポイントをつけてあげるというサービスがなぜできないんだ 糞がっ!!」

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