令和二年
一月一日
再び、この日がやってきた。私は夢のように、何かを思い浮かべていた。人間が脳内に描くイメージには、無数の穴が開いていて、それぞれがこれをそのまんま空ととらえるか、はたまたなんとも思わず、自分という存在が、あたかも完璧であるかのように、つまりは完全だととらえているか、という、いわばふたつのとらえかたがあると。私自身、最近よいイメージや考えが浮かびにくくなっている節があり、この傾向はたいへんよくないと考えている。かといって打開策すらろくに見いだせず、無為に過ごしてしまっているところがどうしても見えてしまっており、このように文章もよくまとまっている気がしない。圧倒的インプット不足といえようか。そこまでわかっていながらも、なお有効な対策を試していないところが憎らしくも自分らしい。自分らしさを保とうとすることは大切かもしれないが、いったい何を恐れているというのだろうか。答えを出せるのは、果たしていつの日か。自分につきつけられている課題のような気がしてならない。
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