十二月十三日(金)

 こどものころの夢、畢竟かなわず。あまりに夢っぽすぎたことが原因か。はたまたそこに向かう努力をしなかったことが原因か。早い話が、答えはどちらも。とにかく僕は僕自身のことを結局よく知らなかったのだ。現在にしてようやく知る。つまりはこどものころに考えていたことはおおよそ空想の類に分けられるような些末なものばかりであって、何ら特別なことはなかったのである。そんなことを考えた。/また、今度の展望に関しては、やはりまだよく見通せていない部分が多く、さまざまな人達の支援のもとに成り立つところが大きく思う。僕は所詮ひとりの、ごくありふれた俗物にほかならず、もっともらしいことすら碌に言えぬたちであったりもするゆえ、お叱りを受ける機会も多くあろう。調度いいところを探し求めながら、生きていきたい。とりあえず、休もう。

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