悪口を言わないヤツは信用できない

マツコデラックスの名言です。

「悪口を言わないヤツは信用できない」

これについて、ネットの反応は以下のとおり。

https://togetter.com/li/1254974

悪口を言わない人間がカマトトというのなら、ブッダなんてきっとものすごいカマトトなのだろー。

いちおう、子どもがいるはずなのだが(爆)

いやそれ以前にブッダは男だ、女じゃない(笑)


悪口とわたし

わたしだって人間ですから、悪口のひとつやふたつ言います。

とくに、父を自殺に追い込んだ妹へは、無関心ではいられない。

肉親だもの。たったひとりのきょうだいだもの。

自分のノルマを達成するために、父の財産である土地の権利書を恫喝して奪い、

「盗んだんじゃない、ちゃんと父から許可をもらったんだ」 とのたまう妹には、もはやどうでもいいと言いつつ、

けっきょく折に触れて思い出してしまう。

あの子にだって子どもがいる。自分の勝手な言い分を通すために、いま、妹はなにをしているのだろうか。

あんまりバカなことをしないでほしいのだが、またカモられてたりしてねえ。

わたしは、赤の他人へは、あまり悪口は言わない方です(どうせ言っても、変えられないからね)。

でも、妹はいっしょに育ってきたんだ。しかもスカした顔したクリスチャンの家庭で。

おまけに両親は教師。どこでどう間違ったんだと茫然としてしまいます。


自分が悪口の対象になるとき

わたしは小・中学生の時にいじめられていたので、悪口を言われるのは慣れていました。

救いの手がさしのべられたこともありましたが、

ブスだのなんだの、言った本人が謝罪するまで、ぜったい譲るもんかと意地になりました。

なので、いじめっ子にしてみればいじめがいのない人間だったはずです。

いま、いじめっ子はどうしているでしょうね。

針のむしろのような小中学校でしたが、それでも、合唱部だけはいじめられなかったし、

教会では暖かい長老さんもいました。

あいつはやるもんだねと後ろ指を指されることもあったかもしれませんが、

意志は貫けたと自負しています。(友情は壊れましたけれどね……)

いま思うと、意志を貫くのは美しいと信じる自分ばかり見えていた、自意識過剰な子どもでした。

教師は扱いにくかったでしょうな。

こうして妹の悪口や、いじめっ子の回想を言ってるわたしにも、ひとつ問いかけはあるのです。

悪口を言わないヤツは信用できないって言うのも勇気があるでしょうが、

そこにある 「信用」 にはどの程度の価値があるのかなという問いかけです。


マツコデラックスと友だちになっても、すぐ悪口を言うんだったら、彼女(彼?)にはほんとうの友だちは出来ないかもしれません。

本音が悪口だけだったら、そんな関係は断ち切りたいと思うのが人間というモノです。

マツコさんは、人間は孤独なものだと割り切っているのでしょうね。

悪口を言うために口がある、と豪語するマツコさん。

悪意のこもった悪口も人間の性なら、それもアリでしょうね。

わたしには父を殺して平然と陽の下を歩く妹がいる。

人間なんて、信じられない。

でもマツコデラックスの悪口はかるくて後に残らない。

好きなだけ悪口いってスッキリして、トイレでざあっと流してそれっきり。

わたしは結構しつこいので(笑) そこまで爽やかにはいきません。


人間の本性を堂々と口に出来る、マツコデラックスがうらやましい。けど、

わたしは地道に、日々の事柄を書くだけです。

あまりアクセスはありませんが、まあ、夫やネ友は見てくれているので、それが励みです。

文章を書いているとき、孤独を感じても、見てくれている人がいるとそれが支えになります。

自分レベルの人間しか信じられないマツコデラックスの孤独は、いかばかりのものでしょうか。

悪口を言わないではいられない、そのこころの穴は、どうやったら埋められるのでしょうか。


余計なお世話だな。すんません。

わたしはマツコデラックスの隠れファンだったりするので、彼女のこころのヒダがが見え隠れすると、

つい、反応してしまうのです。

浮き沈みの烈しい芸能界、マツコさんがんばれ。

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