パソコンボランティアでネタゲット!

☆パソコンボランティアで入手した雑談

 毎月第2、第4木曜日午後2時から。

 70歳以上のひとたちが集まって、パソコンの操作を教えあいっこしています。

 そこでなぜか終活の話になりました。

 今月10日にテレビで特集をしていたらしい。

 大勢のシニアたちが、侃々諤々と議論して、

 「話し合ってよかった」

 という結論に達したという。

 そこに至るまでの議論が、以下の通り。


☆QOL(クォリティ・オブ・ライフ)

 たとえばガンで治療法がなく、

 管に巻かれているよりは、

 一気に管をぬいて欲しいという患者の意志があったとする。

 けれど、息子やお嫁さんたちは、

 「まだ からだが 暖かい」 と思ってためらってしまう。

 ぬけば楽になるのはわかっていても

 決意できないのが普通の人。

 自分の人生の質(QOL)のためには、生前から書き残しておく方がいい、

 ということなのだそうです。


☆ラミネート加工の名刺

 ボランティアのリーダーは、本名と連絡先、身内の名前と電話番号、

 自分の血液型を書いた名刺を、ラミネート加工して 財布内に持ち歩いているそうです。

 「血液型」 まで書くところがミソ。

 でもわたしはそれを聞きながら、

 「むかし大きな病気で輸血されたため、ほかのひとに輸血できず、

 娘の大事故の時にも輸血できなかったのが歯がゆかった」

 というネ友の話を思い出してしまいました。

 輸血にも、いろいろな逸話がありそうな予感があります。


☆顔を見せ合って交流をする

 こういうボランティアの場というのは、

 『隣組』 的な要素もあるようです。

 つまり、近所の人を助けたり助けられたりする効能。

 そのきっかけになったのは、いきいきポイント事業ですね。

 去年おはなししたとおり、この事業は、70歳以上のひとが社会活動をすると、1ポイントにつき100円、ポイントがつきます。

 いきいきポイント事業は、その活動に参加したことを判子で証明します。

 判子を押す手間や、判子係は決して休めないとか、一回休むとその回は判子を押してくれないとか、いろいろ現実的でない部分があったため、来年にはなくなっているとみんな予測していますが、

 一定の効果は見られるようです。

 少なくとも、うちのボランティアでは、

 お互いの近況を話したり、テレビで知った情報とかを話しています。

 終活の話も、テレビの情報だった。

 お互いの近況については、

 たとえば、マンションで老人が孤独死したとき、エアコンをしてると締め切ってるから、においとかは感じられない。

 郵便受けがいっぱいだ、とか、洗濯物が干しっぱなしだ、とか、このごろあの人見かけないね、ということから異常が発見できることもある。

 このボランティアや、老人が集まる場というのは大切だ、と顧問が力説するのでした。

 その瞳はまだまだオレはやれるぞ、と輝いています。

 企業がシニアばかり雇いたがるのもわかる気がする。

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