タモリさんにひとこと

☆まぐまぐの記事

 長崎の作家中井俊巳さんのメルマガのためにまぐまぐを取っているので、

 時々面白いまぐまぐ雑誌記事を読んでます。

 こないだは、その雑誌記事に、

 <タモリの言葉は深い、「戦争が起こるのは、愛があるからだ」と言っていた>

 とありました。

 そして、

     「愛するものを守るために戦った。

      犠牲者を増やさないため。

      単なる実験だった」

 と、あらゆる戦争は愛からくるものだという論説をしていました。


 戦争は愛ゆえである。単なる実験でもおなじこと。

 それが正確にどういう意味なのか聞きたいけれど、タモリと対談できる立場にあるわけじゃないので

 実験=愛というテーマについて、わたしなりに考えたことを書いてみます。


 核による人体実験という側面を持つ原爆が愛だというのなら、その愛は、きっと、

 科学者がラットに向ける愛情とおなじでしょう。

 相手を人間ではなく、「敵」 という名の実験動物だと思ってたわけです。

 へー。なんと広くて深い愛情でしょー。

 そういえば西洋では 『神は愛』 でしたね! 神さまがそこまで深いとはねー 知らなかった!

 そしてキリスト教といえば聖書。

 新約聖書コリント人への手紙13章に、愛がどう表現されているか、一部引用してみようか。


 「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。

 礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。

 不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える」


 聖書を信じるアメリカ人の上流階級は、

 放射能や熱線で人がどう変貌するか、真理を喜んで観察していたわけね。

 その愛ゆえに皮膚がベロむけになったり、血を吐いたり、

 「水、水」 と言いつつ庶民が死んでいくのを、すべてを望んで見守っていたわけですね。

 知らなかったなー。久々に、燃えた。

 タモリって何者? (笑)


 愛がなくなったって、国益が絡むかぎり、戦争はなくなりゃしない。

 イカが根こそぎ盗られた(漁師の生活は逼迫している)。

 島の備品がなくなった(被害に遭った金額は税金から引かれる)。

 木造の船が難破してくる(県や自治体は、その処置に悲鳴を上げる)。

 そんな小さなことから戦争は始まっていく。

 愛についてなかなか深いことをおっしゃるタモリさん。

 ことばが一人歩きすることも、たまにはあるよね(笑)

  

 まぐまぐさん、今後とも楽しい話題をどうかよろしく。


Res-Cブログで「ふうたのゆきまつり」発表(17:30~)

http://res-c.blog.jp/

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