桜舞うときに
須賀 雅
第1話 桜
春。
新たなに始まる季節。
俺の名前は蜂須賀 龍。今年の春から高校一年になる。高校は矢切高校で、偏差値は高い方の学校だ。矢切高校は俺の父さんが校長やっている高校だ。
そして、今俺は人を待っている。中学の時美人で有有名で幼なじみの岩井 佳奈と一緒に学校に行く約束をしていた。そして、待ち合わせである流谷駅で待っている。ここから矢切高校までは一時間半かかってしまう。そして、流谷について少し経った頃に佳奈が来た。
「ごめんなさい! 遅れてしまって」
「大丈夫だよ。俺もさっき来たところだからさ」
「良かった! あ、電車来たよ!」
「お、ちょうど来たな。んじゃ、行くか!」
そして、俺と佳奈は電車に揺られて一時間矢切高校の近くの秋山駅に着いた。そして、駅から学校まで歩いた。流谷は田舎の方だと思っていたのだか、矢切高校の所の方がもっと田舎だった。駅を出て最初はマンションがあったが少し歩いていくとだんだん回りが田んぼになった。その田んぼのおかげか学校がよく見えるため迷うことなく学校に着くことができた。学校に着き昇降口の所へ行くとドアのところに紙が何枚か貼られておりよくよく見るとそれはクラス表だった。紙は7枚あり、一枚に一クラスとなっていた。そのためこの学校は7クラスあるということだ。左側から右側に向かって1組、2組となっていた。
俺は、1組から順々に見ていった。すると、自分の名前が6組にあった。そして、佳奈も6組に名前があった。俺達はクラスが一緒になった。
俺と佳奈は、クラスに行った。クラスにはまだ人がいなかった。いたのはスーツ姿で長身の先生らしき男の人が一人いた。
「おはようございます」とその男の人に言うと「おはよう」と返してきた。
俺達に席の場所を印してあるB4ぐらいの紙を渡してきた。席を確認すると、佳奈の席の前を示していた。そして、他の人の名前を覚えるために席を書いてある紙に目を通した。
他に知っている人は居ないかと確かめたが、同じ中学から来てる者は居なかった。そして、顔見知りも居なかった。
第1章 入学式
九時になり全員集まった。今日二時間授業となっていて、一時間目は入学式になっていた、そして、二時間は自己紹介や教科書の配布をする時間となっていた。
入学式といってもこれといったことはせずに校長先生(父さん)の話や生活指導の先生の話や生徒会長の話等を聞くだけだった。入学式はすぐに終わった。そして、十分休みがあった。十分休みの終わりのチャイムがなり、少ししてから二時間目が始まった。
そして、自己紹介が始まり俺達は、最後の方だったのでしゃべることを考える時間があった。そして、順番がきたので短く自己紹介をして終えた。佳奈もそんなに長く話さずに早めに済ました。
佳奈は、二時間目が終わると女子達や男子たちが集まり囲まれていた。さすが、美人だし可愛いからそりゃこうなると思っていたがまさかここまでとは思っていなかった。
すると、通話アプリにメッセージが受信したことに気がついた。その送ってきた他でもない佳奈からだった。メッセージには短く助けてと書いてあった。
俺は、無理矢理、人だかりを避けていき佳奈を救出をして教室を後にした。このあとは、部活見学が出来ることになっていたので佳奈と話し合い見学しに行くことになった。俺と佳奈は陸上部を見学するつもりだったので練習場所である校庭に行った。そして、部活の部員はそんなに多くなかったが、雰囲気的にはいい感じだったのでそのまま陸上部に入部をすることを決めた。そして、俺と佳奈は部室に案内された。
俺達は、次の部活の活動日である明後日から参加することになった。種目は明後日の時に決めることになった。なので、今日は帰ることになったので俺は、佳奈と一緒に帰った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます