第4話

部屋にいると深夜なんか特に、何故か他人の声がクローズアップされて耳に入ってくる。そしてその声をネット上にあげて抗議するという悪癖がこのところずっと出ている。やっている間は悪癖ではなく、世のため自分のための行動なのだが、聞こえてくる声もどうやら世のため人のためにやってるようで、いや、世のため人のためなので私よりいいことをしてるのだという意識が強いようである。


しかし内容は自分をどうにかして社会に出さない、ここから追い出すためのあらゆる作戦、のように聞こえてしまう。こういうことを書くとメンタルがますます悪くなったり、特定の狩人たちににおいを嗅ぎつけられそうな気もするがしかし書いてしまう。


最近は自分の身内まで不利な立場に立たされている気がしている。声は注目させてメンタル的に消耗させようと目論んでいる。


自分は結局精神科に駆け込み、統合失調症の診断を貰った。私以外聞こえるはずのない声である可能性も高い。精神科医は無視すれば消えると言っていた。

そしてそれは現実に聞こえてる悪口でも同じかときくと、そうだと言っていた。


しかし無視せず今ここに書きこんでいる理由

何故深夜聞こえてくる声を書き留めてSOSを出すのかについて読んでもらいたかった。読んで理解されたいというより単に発信してみたかった。

悪癖、と書いたのは、そんなことを言う人の事を近隣住民は気持ち悪い人としか判断しないと思うからだ。


他、自分には愛着障害があるような気がする。人に近づいてはいけないという禁止事項がある。人に迷惑をかけてしまう気がする。理由は気持ち悪いから。

外見が褒められることもあるが、私の場合はどうしても外見がいくら良くても自分であることがばれるからダメだという絶対的な自己否定が根付いてしまっている。


なので孤立すればおしまいだという気持ちが凄く強い。


でもしぶとく長らえている。周囲から見ればドン・キホーテそのものだろう。

必死で孤立しないよう明るい、素晴らしい人物を演じようとするがその目は疑惑で満ち、声を上げれば上げるほど外へ追いやられることへの抗議の感情で溢れてしまう。


結局孤立すればおしまいではないのである。孤立することで抗議の感情や疑惑の目でもって、強烈に自己アピールしようとしだす。


孤立とはカンフル剤みたいなものかもしれない。


他にも意識せず、記憶にあるものを表現するとなんだかすごく嫌な感じに他人のテイストを取り入れたような感じになり、絶対これは嫌われると思う。あまりよい感じに受け取られた事は確かにない。

もっとネットではなく古い文章を沢山読んだら消えるかなとも思う。


長年、自分はアイデンティティがしっかりしてると思っていたが、このところは実はないんだなと思ってる。漠然と、自分はこういう人っていうのは持ってるんだけど、持ってる事自体を恥に思ったり、自分で笑ったりすることが多い。それからまだ持ってないものを持ってるように口八丁で言ってたりする気がする。

他、嘘をつかないようにしてる、と言いきれてしまってた事など、あまり考えないで物を言ってる気が、今はしている。


こんなことを長々と、恥ずかしい事を書いている。

今回はいつものパターンで書いた。

いつもと違うのは、いつもは見られなくても書く、というところを読んでもらいたいから書く、と、ぐっとこらえて言ってしまってるところだ。


何かが変わるんだろうか。

評判を気にしてもしょうがないと思えた。


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