モテない男のデートの仕方2

竜田 ベンゼン

第1話ぼくはヘドロです

ぼくは 最近 プロポーズをして フラレた

そして 卑屈になり グチグチ独り言をいいながら 廊下を歩いていた

そんなときに ぼくは ある子とぶつかった

ぼくは すぐに 謝り その場を去ろうとした

そのとき その子から ちょっと止まりなさいと言われたいと思った

まぁ 現実は 言われなかった

言われなかったのに 何故か ぼくは 止まった

そして 振り返った

そこには 女子がいた

その子は ぼくより小さかった

まぁ ぼくは 身長が180は絶対あるので ぼくより大きい女子はなかなかいない

その子は 別のクラスの女の子であった 

あっ 思い出した!

A組の新美 満理子(にいみ まりこ)だ

なぜ 名前を知ってるかって?

それは ボッチは盗み聞きがうまいからさ

また ぼくはボッチであるが ボッチになりたくてボッチでいる訳ではない 

そのため 脱ボッチのために ある程度は努力をしているのだ

その一つが 人の名前を覚えることだ

ぼくは ボッチの中のボッチである

リア充がたまに言う 俺(私)ぜんぜん友達いないよーとは比べ物にならないくらいに ボッチである

こういうことを言っている奴は 無人島に流してやりたい!

まぁ リア充のやっつけかたの話はまた今度にして

ぼくがしている努力は もし 誰かに話しかけてもらえたら その人の名前は必ず覚えるようにしているということだ

まぁ 学年全員の名前とクラスくらいは 覚えている

まぁ 学年全員と話したことがあるわけではないけどね

この事を 誰かに言うと 絶対気持ち悪いと言われる

まあ いい

気持ち悪いのは 事実だ

ぼくは ヘドロだ


ぼくは 彼女の方を向いた

ぼくは 彼女の顔を直接見ることはできなかった

恥ずかしいからだ

床を見ていた

すると 彼女が 

「痛いじゃないの!

ちゃんと前向いて歩いて!

下ばっか見てると 幸せになれないよ」


ぼくは何をこの人は言っているんだとと思った

ぼくが 何をしても 幸せになれるわけないだろ?

そして こう言った

「ごめんね…

まぁ 床にお金が落ちてないかな~っ思っててね 

まぁ 床に落ちているお金で宝くじを買って その宝くじが当たり 幸せになる可能性もあるかもよ」

「そんなこと あるわけないでしょ!

もぅ~ ほんと ヘソ 曲がってるね

わたしに ぶつかった罰として ひとつお願い聞いてもらってもいい?」

「あぁ… いいよ」

「私と付き合ってくれない?」




えっ…

何をいっているんだ 

この子は…

付き合う? それとも 突き合う?

まぁ 突き合うでも 付き合うでも

どっちの場合でも 驚きだけど

多分 付き合うという方だよな


えっ 付き合う?

何?

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