外伝第■話 ■■崩■対■■■ 並■■界思■エ■■■■■集 研究■■
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世界崩壊まであと五年を切った。
崩壊は世界の寿命によるものであり、物理的な延命処置もこれ以上は意味がない事が立証された。別視点からの対策が必要であると判断。
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世界の寿命という概念を覆す必要がある。
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概念への干渉への有効策として、近年発見された思念エネルギーの利用を検討。
軽微な概念への干渉は確認された。これを更に拡大し世界規模の干渉を実現を目指す。
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現人類全体の思念エネルギーの総量をもってしても、世界崩壊を防ぐ事はできないという試算結果が出た。
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思念エネルギーの増幅方法を模索するものの、未だ有効策は見つからず。
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■■■■博士による並行世界理論を受けて、並行世界への移住計画が提唱される。
本プロジェクトの凍結の■■■■■■■■■■。
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並行世界移住計画は息詰まっているという。
世界移動可能な質量に限界があり、全人類の移住どころか一人の移住すら不可能ととの事。電脳■■■■■■■界転送計画も立ち上がっているが、そちらも人道的観点や■■■■、転送可能な情報量により難航していると聞く。
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電■■による転■という観点より着想を得た。人間一人の■■データ容量よりも、思念データは圧倒的に軽量である。並行世界間転送技術を用いて、現人類で不足している思念エネルギーを集める事はできないか。並行世界理論■■■■博士との接触を図る。
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■■■■博士との共同プロジェクトを開始する。
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寿命を迎える世界との通信に成功。
滅亡する世界に対する共通意思による思念エネルギーの抽出が出来るのではないか。各世界との交渉に入る。
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思念エネルギー理論を共有。並行世界との共同プロジェクトに発展。
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通信に成功した滅亡の危機に瀕した世界の数は10。
思念エネルギーの計測の結果、世界寿命を覆す量の思念エネルギーが捻出出来る事が分かった。
光明が見えた。
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本プロジェクトが正式に世界救済メインプロジェクトとして採用される。
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思念エネルギー結晶化技術プロトタイプ試験成功。
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10の世界から収集した思念エネルギーの結晶化に成功。
10の世界全ての崩壊を止められるだけの概念干渉が可能である試算。
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本プロジェクトにて完成した全ての願いを叶える装置に名前を付ける事となった。
10の世界の人々の祈りの至った結晶として"
かつて世界寿命を知るずっと以前になくなった
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世界寿命の概念を克服し、10の世界の滅亡は防がれた。
至祈プロジェクトチームが表彰される事になった。
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至祈は失敗作だ。
制御装置は意味を成さない。応急措置の冷凍保存もこれ以上は持たない。
世界の境界も、生物の境界も一切関係無く、際限なく願いを叶え続ける。
全ての願いが叶う装置はあってはならない存在だった。
人間の欲望に際限などない。
願いが■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
■■■■年■月■日
至祈による制裁。至祈による報復。呪いの連鎖が止まらない。
既に全人類の■■■%は死に絶えた。
これ以上は■■■■■■■■。
■■■■年■月■日
全 て の 生 物 が 死に 絶えれば
願 いも途 絶える
至祈も 止まる。
全ての生物 が 死に絶えれば
至祈は願いを 求め て
新たな 世界 に 渡り 歩く
人の願いが 在る 限り
至祈は 止まらない
世 界 は 終わる
私の 最後の 願いは
この悪夢を せめて 誰かに 伝えること
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