第2話転生
???「人間が生まれ、世界に複数の言語が生まれた後に
神々は日本の地に大きな剣を刺した」
教室の廊下側奥に私は座っている。歴史の先生が黒板に書いた内容を
ノートに書き写す。また、先生が黒板に書いたので私はノートに書き写す。
先生「え~、魔谷、魔谷百合子!!」
魔谷「はい!!」
私は教科書を置き立ち上がる。
先生「日本の地に大きな剣を刺した影響は?」
魔谷「はい、人間は魔法を扱えるようになりました」
先生「そうだな、座っていいぞ」
私は返事をし、席に着く。
先生「魔谷が言った通り、魔法を扱えるようになり、
人は神族と魔族に別れた」
先生の話は続く…私は黒板に書いた内容をノートに書き写す作業を続ける。
キーン、コーン、カーン、コーン
チャイムが学校内に鳴り響く。歴史の授業が終わりを告げた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
友達のあかりちゃんのお誘いを丁寧に断り、私は帰宅する。
家にいる母に「ただいま」と挨拶し、返事を聞く前に私の部屋に入る。
部屋はいつも見る景色が広がる。魔法少女のグッズが展開されている。
学校の鞄を置き、前日に準備したリュックを持って玄関へ向かう。
母に「いってきます」と投げかけるが、返事を聞かずに私は家を出った。
私は電車に乗り込む。電車内は混んでいないが、アナウンスで
リュックを背負っている人は前に持つように、と指示してくるので
私は律儀に背負ってリュックを下し、前でリュックを持つ。
私は目的の駅に着いたので降りた。駅から外にでると大きな剣が見える。
天に届きそうにも見えた。私は駅近くにあるはずの地図を探す…
見つけた!私は地図の方へ駆ける。目的地を探す…
魔谷「遠いよ…」
◇◇◇◇◇◇◇◇
目的地の公園。空は暗くなった。リュックをおろして、中を確認する。
魔法少女のフィギュア、魔導書そして魔法陣が書かれた大きな用紙を確認できる。
数日前に家で魔導書を見つけた。中には魔法について書かれてあった。
私が魔導書を読んでいるとひとつの魔法に目が留まる。転生だ。
転生の項目には小さい紙が挟まっていた。その紙を見ると転生魔法で魔王を復活させてほしいと書かれてあった。
そしていま、私は魔王を転生させる魔法を魔導書から学び。
アレンジを加え魔王の魂をこの魔法少女フィギュアに閉じ込め転生させる。
名を”魔王様美少女計画”。
私は転生魔法を実施する。魔法陣の上に魔法少女フィギュアを置く。
詠唱する。詠唱を続けると白い光が発生した。いける!!
白い光は魔法陣から魔法少女フィギュアを包み込む。その後、
魔法少女フィギュアを包み込んだ光は弾ける。私は目を閉じる…
???「おまえかわたしを呼んでいたのは」
私が目を開けるとそこには……美少女が立っていた。
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