Fall in love in fall
この類の出し物は他の学校でもあるようで、その意味では奇をてらったものではない。だけどそれは他の出し物に比べると明らかに異彩を放っていた。
四年東組の教室、南校舎エントランス側にあるドアにはおどろおどろしい装飾がほどこされていて、看板には血のような赤文字が書かれていた。
『呪いの洋館』
そう、お化け屋敷である。四年東組の出し物だが、東組教室のもう片方のドアと隣の西組のドアには暗幕つきのパーテーションを置かれ、二つの教室を連結させている。この出し物は相当恐いものらしい、と文化祭開催前から噂にはなっていた。
「私、怖いのは苦手なのだけれど……」
「そう? なかなか面白そうじゃない?」
馬マスク二人の会話も傍から見ればある意味怖いのだが、それはともかくとして私は切り出した。
「二人一組で行きませんか?」
「二人一組?」
「そうです。あえて人数を少なくした方がよりスリルがあって楽しめるし、一人よりは怖くないので良いバランスだと思うのですが」
「なるほど。それ、いいね」
狩野さんがうまく乗ってくれた。私は団さんに目線をやった。
「あっ、私も賛成です」
私の意図を理解してくれたようだ。
「団さんまでそう言うなら……わかりましたわ」
愛宕会長は多数決に屈する形で折れた。同調圧力をかけて申し訳ない気持ちになったけれど。でももしこれが今津会長相手だったら一歩も引かないだろうな。そもそも進んで行くって言い出しそうだけど。
「では私と今津会長、団さんと狩野さんの組み合わせで行きましょうか」
「わかったわ」
「うん、わかった」
よし! 自然な流れで団さんと狩野さんのペアを作ることができたぞ。私は拳をぐっと握った。
団さんの青白かった顔色がみるみる血色がよくなっていく。彼女はそっと両手を合わせて、私に謝意を伝えてきた。
「じゃあどのコンビから行きます?」
「先か後かの違いでしかないのだし、私たちが先に行きましょう。こういうのは先に終わらせた方が気が楽になるものだし」
「わかった。じゃあお先にどうぞ」
狩野さんが手を入り口の方に差し出す。私はまた、軽くうなずきつつ団さんに目配せすると、良い笑顔で返してくれた。
さあいざ行かん、と愛宕会長と肩を並べて入ろうとした時だった。
「びええええええっ!!」
子供の泣き声が、西組のお化け屋敷の出口の方から聞こえてきた。そこから出てきたのはサイドテールの小さい子とキノコ頭の生徒、うらんちゃんと古川さんだった。うらんちゃんは顔面をくしゃくしゃにして古川さんにすがりついている。
「おー、泣くな泣くな。あ、これはこれはみなさんお揃いで」
古川さんがうらんちゃんの頭を撫でつつ近寄ってきた。
「あらら、うらんちゃん……そんなに怖かったんだ」
「びええええええ!」
「こいつにせがまれてお化け屋敷入ったんだが、結果はご覧の通りだ。噂通りガチでやべえわ、これ。ホントやべえわ、やべえ、うん」
何度も「やべえ」を連発する古川さんの目は焦点が全然合っていない。
「かなり『やべえ』しろものみたいだね」
「ああ。入るんだったら先にトイレに行っといた方がいいぞ。チビるぐらいやべえから」
お嬢様学校の生徒を目の前にして「チビる」はない。だけどウケを狙って言ったわけではなさそうだ。
「麗泉さんも覚悟して望んでくださいよ……」
「びええええ!!」
「ほら、中庭行くぞー、美味しいもんいっぱいあるぞー……んじゃまた後で」
古川さんはうらんちゃんの手を引いてエントランスの方に行った。うらんちゃんはしばらく古川さんに対して強気には出られないだろうな。
「あんなのを見せられたら、入るのを躊躇してしまいますわ……」
「なに、裏山のヘビよりはマシですよ」
怖いといっても所詮は作り物。私は本物の心霊スポット巡りもやったことがあるのだし、アトラクションの一つだと割り切れば何も怖いことはない……はずだ。
「では今度こそ、行きましょう」
私は入る直前、団さんに三度目の目線をくれた。
「菅原さん、頑張ってね」
そっちこそ。
ドアを開けると暗幕の仕切りがあった。それを押し分けた途端ボウッ、と灯りがつき……
「ようこ――きゃあああっ!!」
「あああああっ!!」
「――――ッ!!」
ぎゅっ、と体全体を掴まれる感覚。愛宕会長にしがみつかれているのだと自覚するのに時間はかからなかった。
暗黒の中、灯りに浮かび上がった顔の正体を知って、私の心臓の鼓動はゆっくりと落ち着きを取り戻す。
「なんだ、真奈さんか……」
いつもの三つ編みではなく髪を下ろして、前髪で顔が隠れそうなぐらいになっているが、かかっている黒縁眼鏡で黒部真奈さんだと認識できた。だけど前もって知っていたとしても、急に懐中電灯で光を下から当てて浮かび上がったらびっくりしてしまう。なかなかの出オチだ。
「菅原さん、客が驚かせてくるのは反則よ……」
「え、ああ」
真奈さんも愛宕会長の馬マスクを見てびっくりしたらしい。
「申し訳ありませんが、ここではマスクを取っていただけますか」
真奈さんはしっかりしているし、正体をバラしても大丈夫だろう。
「すみません、いったん取りましょうか」
「わかったわ」
マスクを脱いだ愛宕会長は、ふうっ、とため息をついた。
「あれ、この人確か麗泉女学院の生徒会長さんよね……?」
「うん。諸事情があってこんな格好をさせているの」
「諸事情……あ、そういうことね。午前中にちょっとした騒ぎがあったってちらっと聞いたけど。なるほど」
察してくれたらしい。さすが学年首席だ。
「ですが、ここではマスクは取ったまま進んでください。理由は、さっきの私を見ればおわかり頂けるかと思います」
「驚かせる側が驚いたら本末転倒ですものね」
「そういうことです。では奥に進む前に諸注意と、より楽しんでもらうためのストーリーをお話します……」
真奈さんはお化け役ではなく、ストーリーテラーの役割を果たしているようだ。彼女の語った『呪いの洋館』の設定の内容はこうだ。
昔、洋館に住んでいた主人が突然気が触れて家族と使用人を皆殺しにし、自分も命を絶った事件があった。凄惨な事件だったために洋館を買い取って住もうとする者もおらず取り壊されることになったが、工事に関わった人間が次々と謎の死を遂げたため、人々は主人の呪いだと噂した。洋館はそのまま放置されたが、中には多くの幽霊がさまよっているという。そこで主人公、即ち私たち参加者は噂を聞きつけて、肝試しで洋館の中に入ることになった……。
真奈さんの語りにはなかなかの演技力があり、これでもかと恐怖心を煽ってきた。愛宕会長を横目で見たら、冷や汗をかいている。
「それでは、お二人のご無事をお祈りします」
真奈さんはゆっくりと頭を下げた。
「進みますよ」
「ええ……」
私たちは奥に続く暗幕の仕切りをくぐった。先程と同じく、パッと灯りが着いた。
「!!」
愛宕会長がしがみついてくる。先ほどの真奈さんのときより驚きはしなかった。灯りに照らされているのは人間ではなく、西洋の甲冑だったからである。
「どうやらセンサーで反応して灯りが着く仕組みになっているみたいですね」
あえて雰囲気を壊すような無粋なことを言ったのは愛宕会長を安心させるためだ。愛宕会長は私から離れた。
「ごめんなさい、つい反射的に……」
「あ、構いませんよ。暗くて狭いですし、くっついて歩いた方がいいかもしれません」
「では、お言葉に甘えさせて頂くわ」
愛宕会長は私の腕を取って組んできた。くっつく、と言ってもここまでして良いですよという意味ではなかったのだけれど……。
腕が胸に当たると、心臓の大きく早い鼓動がはっきりと伝わってくる。私は「やっぱり離れてください」とは言えなくて、そのまま奥に進むことにした。すると、
「うおああああ」
甲冑が動いて、うめき声を上げながら追いかけてきた!
私と愛宕会長は、喉の奥から叫び声を上げた。
……出口にたどり着くまで時計にして十分もかからなかったのに、一時間ぐらい洋館をさまよった気分にさせられた。全てが作り物とわかっていても、恐ろしいものは恐ろしくて叫びすぎて喉がおかしくなりそうだった。血塗れのゾンビの集団に追いかけられたり、床にワックスか何か塗られていて足を滑らせたり、吊るしたこんにゃくらしきものに触れてしまったり……一番ひどかったのが最後に死神の格好をした生徒が鎌の柄の部分で突っついてきたのだが、何だかビリッとした感触が走って気色悪いことこの上無かった。おそらくスタンガンか何かを仕込んでたんじゃないかと考えられるが、一歩間違えたら傷害沙汰だろう。明らかにやり過ぎで、そりゃうらんちゃんも泣くよ。
「こんな恐ろしい出し物を作るなんて、本当に緑葉さまの生徒は底が知れませんわ……」
愛宕会長は馬マスクをかぶり直しているが、その下の表情はどうなっているかは言うまでもない。出口から出た後も私の腕にしがみっぱなしで、足はブルブルと震えていた。
「凄い悲鳴が外にまで聞こえていたよ」
「いや、恥ずかしいわ……でも蓮、それぐらい恐ろしいから覚悟して行くのよ」
「はは、何も一人で入るわけじゃないんだし、ね?」
狩野さんが団さんの肩に手を置いた。すると団さんは目を大きく見開いて「そっそうですよっ」と、とんでもなく上ずった声を出した。
「一緒に乗り切ろうね」
「は、はははいっ」
「団さん、大丈夫かしら……」
愛宕会長も狩野さんも勘違いしている。団さんは自分からヘビを進んで追い払うぐらいだし、作り物のお化け屋敷なんか平気だと思う。彼女がキョドっているのは、これから狭く暗くて閉鎖的な空間を好きな人と二人だけで進むからだ。
私はさらにお節介を焼いてみた。
「通路狭いですから、団さんとくっついて進んだ方が良いですよ」
「ありがとう。そうしてみるよ」
「~~~!!」
団さんが潤んだ目で何かしら訴えてくる。「ありがとう」と言っているんだな、と私は受け取った。
「い、いいいきましょう」
「うん」
団さんはロボットのようなぎこちない歩き方で中に入っていった。
私たちの時と同じく真奈さんの叫び声がした。それから少し間が空いて、団さんの悲鳴だけが聞こえてきた。
「きゃああああ!!」
「いやああああ!!」
「ひいいいいい!!」
ヘビを追い払った度胸はどこへやら、だった。きっと狩野さんにしがみつきっぱなしだろう。しんどい目に遭っているけれど、距離をぐっと縮める大チャンスだ。頑張れ。
東組と西組を連結するパーテーションからゴソゴソと物音がした。後半部、西組の教室に入った直後には床ワックスのトラップが待ち構えている。私と愛宕会長は足を取られはしたものの、何とか転ばなかったのだが……
「ああああーっ!」
団さんの悲鳴が上がり、ドスン! と鈍く大きな音がした。
「こけたわね」
「こけちゃいましたね」
私は軽く笑った。
ここから先はより恐ろしいトラップや、恐ろしい化け物に扮した生徒が襲いかかる。ところが、さっきまでと打って変わって団さんの悲鳴がピタリと止んだのだ。
あれ、何だかおかしいなと違和感を覚えた途端、私が思ったよりかなり早く、出口のドアが勢いよく開いて二人が出てきた。狩野さんは馬マスクをしておらず、団さんが持っている。
「ああっ、団さん! マスクマスク!」
狩野さんにつけさせようとするが、なぜか団さんは私の言葉が聞こえていないようで、ぼーっと突っ立ったままだ。やむを得ず私は団さんからマスクをひったくって狩野さんにかぶせた。その時の狩野さんの顔は、緑葉神社から出た後の団さんみたいに青くなっていた。
一方、団さんの顔はというと狩野さんと全く対照的に真っ赤っ赤になっていて……
「団さん?」
「は、ふ、あ……」
彼女は白目を剥くや、糸が切れたマリオネットのように、すとんと崩れ落ちたのだった。
*
「う……ん……」
団さんがベッドからゆっくりと身を起こす。寝ぼけ眼をこすって私たちを見るやいなや、お化け屋敷の時と同じ音量の悲鳴を上げた。
「よう、おはようさん」
今津会長がいたずらっぽい笑顔を浮かべるが、団さんは事の大きさを理解してか、唇をわなわなと震わせている。なにせ緑葉・麗泉の生徒会全員が総出で見舞いに来ているのだから。
「あ、あ、あの、文化祭は……」
「もうとーっくの前に終わってしまった。午後のかのっちの演技も良かったのに、見れなくて残念だったなあ」
今津会長が壁掛け時計を指差すと、その針は六時を回っていた。下校時刻をかなりオーバーしているのだが後片付けもあったため、特例で居残りが許されていた。日もとっくに落ちきって、保健室内を照らすのはLED蛍光灯の明るさだけだ。
「う、あ、その、すみませんでした……」
「いや、謝るのはお前じゃない。かのっちの方だよ」
「え、ということは……まさか……」
「すまんな、かのっちから全部聞いてしまった。お化け屋敷でキスしたことを」
「あ、ああああーっ……」
団さんが顔を手で覆ってもだえだした。
そう。あの時狩野さんはワックスのトラップで滑ってしまい、団さんに覆いかぶさる形で倒れてしまったのだ。その後に何と、狩野さんの方から団さんにキスをしたのである。ラブコメみたいに転んだ拍子に偶然唇と唇が重なるのではなく、自らの意志を持ってやったキスだった。
つまりは、狩野さんも団さんに対して恋愛感情を抱いていたのだ。
団さんが倒れてしまい、良心の呵責があったのだろう。狩野さんは私たちに洗いざらいを打ち明けてくれた。愛宕会長と双子は驚愕して、私たちもまさか両想いだと知らなかったからやはり驚愕したものだった。
団さんも相手から、しかも告白の過程をすっ飛ばしてキスをしてくるとまでは思っていなかっただろう。
「団さん、いや、六花さん。本当に申し訳ありませんでした……自分でもどうしてこんなバカなことをしてしまったのか……」
狩野さんは深々と頭を下げて謝罪した。
団さんが顔から手をのける。首から上はまるで、口と目と鼻と耳がついた熟れた柿が乗っかっているかのようだ。離れていても心臓の大きく速い鼓動が聞こえてきそうな感じがした。
彼女はベッドからすっと下りると、狩野さんの前に立ち、
「レン君、バカなことだなんて言わないでよ」
麗泉生徒会の面前ではじめて君付けで呼んだ。双子はわざとらしく驚いて、愛宕会長は今度は眉一つ動かさなかった。
「その……私だって実は蓮くんと同じ気持ちを抱いてたんだ。例え同性だとわかっていても」
「それじゃあ……」
「うん。私、レン君のことが好きです」
言った。ついに言った。
狩野さんはすぐに返事した。
「僕も改めて言わせてください。六花さんのことが好きです」
「……レン君!」
やった!
私は心のなかで大絶叫した。
団さんの瞳が潤む。彼女は両手を広げて狩野さんを包み込むように抱きついて、その勢いで押し倒してしまった。何と大胆な。
「よかった、嫌われたんじゃないかと思ってたんだ」
「ううん、私も驚かせてごめんなさい」
「ありがとう、好きになってくれて」
「私も!」
二人抱き合って離そうとしない。冷え切った秋の夜の保健室、二人の周りだけはまるで真夏のようになっていた。今津会長がニヤニヤ顔で団さんの体に触れて「熱ッ!」とおどけてみせたから、私たちは吹き出してしまった。
「二人とも、見て」
愛宕会長が窓の外を指している。団さんと狩野さんは身を起こして、窓の外を眺めた。
「うわあ……」
「満点の星があなたたちを祝福しているわ」
二人に続いて、私もみんなも続々と窓から夜の秋空を見上げる。こんなに綺麗な夜空は見たことがなかった。天を覆う黒い幕に星砂が一面にまぶされて、煌めきを放っている。
「菅原さん、電気を消してくださる?」
「あ、はい」
私は保健室の電気を消した。すると天の輝きがひときわ際立って見えた。みんなから感嘆の声が漏れ出る。この天然プラネタリウムをじっと眺めていたかったが、愛宕会長に「ここを出るわよ」と耳打ちされた。
ふと室内に目をやったら、いくつもの人影が忍び足で保健室から出ようとしている。ああ、そういうことか。私も気取られないよう、そーっと退室した。
「なかなか粋なことするねえ。あたごっちは」
「本当は私がそこにいたかったのだけれど」
「ん?」
両会長のやり取りを双子は聞き逃さなかった。
「あー、やっぱりあの噂本当だったんだー」
「雅ちゃん、蓮ちゃんにフラれたって」
「おい、そりゃ初耳だぞ」
今津会長が食いついてくると、愛宕会長は笑ってあっさり認めた。
「もうかなり昔のことよ。でも蓮には私よりも団さんの方が合っていると思うの。これからは蓮と団さんの仲をしっかりと応援させて頂くわ」
「ううっ、私なんかとと違っていい子だなあ」
今津会長は眼鏡を外して目を拭ったが、明らかに泣き真似だった。
なんにせよ、ハッピーエンドで終わって本当に良かった。
ところで、今年の文化祭のスローガンは古川さんが作った短歌に決まったが、この場で話題に出すことをはばかられるようなボツネタを一つ、私は知っている。それは『秋空や恋する少女が夢のあと』という俳句だ。
松尾芭蕉のパクリ丸出しな上、文化祭とは関係ない失恋を連想させる句。実はこれを作ったのは私なのだ。何もこの句を出したいがために応募したわけではなく、会長指示で賑やかしのために応募させられたのだが、創造性の乏しい私の頭では思いつかず、締め切り当日になって苦し紛れにパクって、縁起でもない作品を生み出してしまった。さらに言い訳をすれば出したのは中間テスト前で、団さんが狩野さんと出会ったとは知っていなかった頃のことである。
何で失恋の句ができてしまったのかと言われても深い意味はなく、締め切りのプレッシャー下でとっさに思いついたからとしか答えられない。だけどもしも今日、私の俳句通りの結果になっていたら、私は団さんに顔を向けられなくなっていたところだった。もちろん、このことは墓場まで持っていく秘密だ。
今夜の秋空は恋する少女の夢のあとなどではなく、想いが通じて幸せいっぱいになっている少女の夢心地の現れとなったことに、私は緑葉神社の神様として祀られていた謎の地下アイドルにただ感謝したのだった。
(第8話 終)
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