第11集 男乃道
「男乃道」
誰か死ぬたび平成が終わったと言われて飽きる平成の終わり
九千円たしかにあって受け取ってけれどもごまかされてる感じ
レシートはいろいろ書いてあるねえとひらひらさせるゴミ箱の上
理想郷 生寿司(2割引)のあとヨーグルト(58円)もある
そんなのがいくらでもでてくるんでしょピアノと管楽器の二重奏
ぐきぐきに曲がった松の枝振りの「でや」とテニスの球を打つ人
トラックに「男乃道」と書いてあるオレと関係なさそうな道
電線にとまるだなんてできる気がしない スズメに生まれたくない
天空の城に住んだらゴミのような人を見下ろし泣く日もあろう
霊になり歩く自分と仮定して暮れた地面に空を見上げる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます