応援コメント

第15話、マイノリティー・オピニオン」への応援コメント

  • こちらの話を読んで、以前ニュースで見かけた、コンクールを目指して練習を続ける中、顧問の厳しい叱咤の末に自ら校舎から飛び降りた部員の話を思い出してしまいました。
    丁度その事件に関する資料を読む機会があったのですが、その中で吹奏楽部が「競争型」=コンクールへの勝利こそすべてという勝利至上主義に陥りやすい、と断言されていました。
    ただ、一方で「メンタル弱すぎ」など、その部員への批判が吹奏楽経験者から多かったのも悪い意味で印象に残っています。

    そちらの資料でも記載されていましたが、吹奏楽以外の人から見ると、まさに『吹奏楽』はブラックボックス、クラシックやバンドなど他ジャンルの音楽ともまた違う異様な世界になっているのでしょうね。
    時に『軍隊』『ブラック部活』とも揶揄される現状の元凶の1つとなっているコンクール至上主義、日々変化する吹奏楽の世界についていけない人々、まだまだ問題は山積み……。
    それでも、吹奏楽が好きな人は、そういった問題や現状から目をそらす事無く前に進むしかないのかもしれません。

    色々と考えさせられる内容でした。

    作者からの返信

    >腹筋崩壊参謀 様

    お読み頂き、ありがとうございます。

    吹奏楽は、ある意味、運動部よりキツイ……
    卒業して、キツイ想いをしなくても良くなったのに、一般バンドへ入団し、また『 キツイ 』吹奏楽を始める。 中には、部活現役の学生さんなのに、一般バンドへ所属する人もいる。
    ナゼか……?

    合奏して『 遊びたい 』からです。

    練習しようとして一般バンドへ入団する人は… 所数ながらいるでしょうが、ほとんどの人は合奏したくて入団します。
    ならば、一般バンドのあり方としては、合奏ありきであるべきだ…… 少なくとも、私が所属する一般バンドは、その方向性に則り、活動しています。 特に、団長をしているバンドの方では、より一層、『 その色 』が濃いですね。(笑)

    私の、一生の趣味である吹奏楽…… 何歳まで、遊べるでしょうか。
    もう、人生の半分以上を過ごしています。


  • 烏丸千弦さんの作品のコメント欄でお名前を拝見し、本作の存在を聞き知ってからダマで読ませてもらっています。
    吹部経験者向けの小ネタ満載の文章がたまりません 笑。まあ、私は中学の部活のみでの経験なんで、シンバルのブランドなどまでは存じ上げないのですが。

    番外編とも呼ぶべき今回の文章も、興味深く拝見しました。あちこちで大いに頷きつつ、本作でのコンクールへの批判的な視点を本音で聞けた気分で、得るものの多い内容でした。自由曲ばっかり反復練習した挙げ句に、簡単な曲一つ初見で吹けない、という有名校の部員の話は、なんだか一部の音大受験生の話ともかぶりますね。受験曲であるバッハの平均率の一曲を、二年ほどに渡って繰り返しレッスンに載せるよう求められた高校生の話を聞いたことがあります。そんなことをしてもバッハの真髄は学べまいに、とは某プロピアニストの述懐です。
    どうも日本人は、邦楽の稽古のスタイルを引きずっているのか、頭を空っぽにして反復練習するのが好きですよね。稽古の中身によっては、一概に悪とも言えないのですが。

    最初のうちは杏子の視点で現状批判を書いているのかな、と思ったんですが、そのうちに作者本人の文章と解って、ちょっと唸ってしまいました w。個人的には、こういう文は別作品扱いでエッセイなりで発表する方がよろしいのでは、と思いつつも、これだけ作品と密接な内容だと、司馬遼太郎風に作中のどまんなかに入れるのもありなんだろうか、とも。
    私自身は強引に作品の中で中一のキャラに音楽分析をまるまる語らせるなどという無理を通したんですが、もちろん成功したようには思えませんし、人のことは言えません。音楽評論とかがカクヨムでもっと活発なやりとりがあるのなら、その枠で出せばもっと読んでもらえるのでしょうけれどね。

    いずれにしろ、本話でのご意見の数々、むしろ短編などのテーマにした形で読んでみたいという気がします。あまり教条的にならない程度に。大人の吹奏楽人に向けた、いい短編集ができるのではと勝手に想像しましたが。

    長々ととりとめのないことを書き散らして失礼しました。この先も近いうちに最後まで読み進めさせていただきます。

    作者からの返信

    >湾多珠巳 様

    初めまして☆ 応援メッセージ、ありがとうございます。

    どうやら、このカクヨムには吹奏楽経験者の方が多いようです。
    しかし、音楽は『 センス 』……
    創作も同じく、考え方・表現・楽しみ方は、人によって千差万別ですので、あまり個人的な定義は、声高に叫ばない方が良いかとは思います。
    でも、半世紀近く吹奏楽に携わって来た私としては、少々、こだわってみた次第です。(笑)

    現在も、2つの一般吹奏楽団に所属し、団長・副団長を務めています。
    地域の中学校・高校の吹奏楽部指導歴も、20年を越え、最近は、かつて指導した生徒たちが親となり、その子供たちが楽団に入団して来てくれるようになりました。 妻とも楽団で知り合っていますし、娘( 小6 )も一緒に音楽活動を始めています。
    ……まあ、吹奏楽バカです。

    後半も、ボチボチとお読み下さいね。
    展開は、ほとんどがノンフィクション。 登場するキャラクターも、先輩・後輩・同僚、実際にいた人物をモデルとしておりますので、結構にリアル感があるかと。

    近況ノートにも、この物語に関する事項などを載せております。
    2022年11月18日や、2021年8月20日には、『 杏子 』の高校時代の設定画、同年の9月23日には、元となった漫画の1ページもUP致しました。 合わせて、ご覧頂けますと幸いです。

    また、感想など頂けましたら嬉しい限りです!

    編集済