第331話 機動戦士ガンダム00 その2 ティエレン・タオツー以外印象が薄い編
さて『00』語りの2回目はロボ編なのですが、正直言って全然印象が残っていないという。
主役のはずのガンダム四機すら、ロクに印象に残ってないのですよ。「デュメナス」はググってみたらデスサイズみたいなマントを羽織った「ガンダム・スナイパーカスタム」でした(笑)。これはパイロットのロックオン・ストラトスのキャラからガンダムとしては珍しい狙撃型だったので、名前を覚えていたんでしょう。「キュリオス」は名前も忘れてましたが、ありふれすぎた飛行機変形ガンダムでした(笑)。「ナドレ」は名前を忘れてたものの、フルアーマー系っぽいぶっとい外見から外装をパージしたら中から細身のガンダムが出てくるってのは印象に残ってました。
そして一号主役ロボの「エクシア」なのですが、何というかフツーのガンダム(笑)。そして、何かこの頃のロボの特徴というか、デザイン傾向として、上半身が逆三角形で手足が細いって印象があるんですよ。『コードギアス』のナイトメアフレームもそんな感じの印象があるんですが、何かこうイマイチ好きになれないというか。
ちなみに『00』のガンダムには「トランザム」という、一時的にパワーアップする機能があるのですが、それ見たときも「ああ、要するに『レイズナー』のV-MAXね」と思ってしまったという。
それで、二号主役ロボの「00ガンダム」も全体的な印象がエクシアと余り変わらないという。いや、主役ロボの傾向が同じなのは別に普通というか、当然なんですけど、それでも何か代わり映えせんなあと(笑)。
まあ、ガンダムシリーズって主役ロボのガンダムよりは敵ロボの方が魅力的だってのは初代『ガンダム』からの伝統ではあるんですが、正直言って『00』は敵ロボもそんなに魅力的なのがいないという。
そんな中で目に付いたのが、ザクを無骨な感じにしたという印象の「ティエレン」です。これは人革連のMSなんですけど、その無骨な感じが、いかにも「中国&ロシア系」というイメージに合っていました。量産型の雑魚敵ロボとして実に正しいデザインだと思います。
そして、ザク系の伝統に忠実に(笑)、専用機があります。それが「ティエレン・タオツー」です。いや、これ正確には専用機ではなく、「超兵」(強化人間)用のカスタム機みたいなんですが、その超兵がソーマ・ピーリスひとりだけなので、実質的にはソーマ専用機になっているという。
このタオツーの塗装が、何とピンクという(笑)。いやね、ピンク色のザクって既にミーア専用機ことライブ仕様塗装って前例がありますし、そもそもガザCだってピンク色の量産型だったりはしますよ。でも美少女強化人間の専用機がピンク色って狙いすぎだろうと(笑)。
……とか思ってたら、今回ググってみたところ、そもそも「タオツー」自体が「桃子(桃の実)」という字だったという。そりゃ桃色に塗って当然ですわな。このあたり、リアルタイム当時はもう二次資料読んでなかったので、てっきり「タオ」って「道」の方かなと思ってたんですよね。超兵の感応力とかを道士の神秘的な力に見立てたんだろうとか勝手に想像して「
印象に残ってるロボって、こいつが一番なんですよね。
あと、もうひとつ印象に残ってるのが「
それで、00ガンダムを失った刹那が乗り換えた一号ロボのエクシアと最終決戦を行うんですね。二号ロボを強敵との戦いで失って最後は一号ロボに乗り換えるってのは『エルガイム』とかでもあったパターンなんですが、ラスボスも最強ロボを失って初期ロボに乗り換えるのは珍しいパターンだなと思ったり。
実際、最初期のガンダムという設定なので、性能的にはショボいはずなのですが、もの凄い強敵感があるんですよ。
何でかと言うと、デザインがモロに「初代ガンダム」だから(笑)。それで乗ってるのがリボンズなモンだから、そりゃ強いだろうと(爆)。中の人込みで最強イメージですよ(笑)。
リアルタイムで見たときは「これは初代ガンダムを乗り越えろって暗喩なんだろうか?」とか思ったものです(笑)。
なお、私はアウシタン(月刊『OUT』読者)だったので、『OUT』で短期連載されたパロディ小説『
この『Oガンダム』の主役ロボは当然「Oガンダム」なんですが、これが一見すると40メートル超の大型MSなのに、実は中には通常サイズの超強力なガンダムが入っていて、それでがらんどうの外側を動かしてたという設定なんですよ。何となくナドレっぽいという(笑)。
連載時はちょうど『ガンダムZZ』の放送が終わったあとでしたね。本作とはまったく関係は無いものの、名前が名前だけに、つい思い出してしまいました。閑話休題。
というわけで、本作のロボについては、全然印象が残ってないんですよ。このあたり、一応ヲタク趣味に復帰はしたものの、昔ほどの力は入れられてなかったんですね。そして、自分の「老い」をはっきりと自覚するのが『鉄のラインバレル』なのですが、これは『ラインバレル』の所で語りましょう。
次回からキャラ編に入りますが、こちらもそんなに長くはならないかと思います。
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