第292話 銀装騎攻オーディアン(2000年)

 お久しぶりです。新作小説の方が一区切り付きましたので、当エッセイも週一くらいのペースで再開することにいたしました。前よりも更新頻度は落ちますが、お付き合いいただけましたら幸いです。


 さて、復活第一作は『銀装騎攻オーディアン』です。これはリアルタイムで見ていた記憶があるのですが、Wikiを見て驚愕しました。これWOWOW放送なんですよ。しかし、我が家はWOWOWを契約していない。どうして見ることができたのかと不思議に思って、よく読んでみたら「ノンスクランブル放送枠」とありました。なるほど、それで見られたんですね。


 本作はリアルタイムで全話見ています。が、記憶がほとんど残っていません。とはいえ、見ていた頃にどう思っていたのかはおぼえています。リアルタイム当時、大学のサークルの先輩に対して本作を評して言ったのが次の言葉です。


「エヴァとガサラキを足して大張でえてで割った作品」


 要するに「薄い」。最終回まで見たのでつまらなくはなかったと思うのですが、どっかで見たことがあるストーリーや演出には、大して感心はしなかったということです。ロボはまあまあカッコ良かったのですが、ガサラキよりはスピーディーだったという以上の印象はないです。でも、今見直してみると前半主人公機ってまんまドラグナーだな(笑)。


 そしてもうひとつ感じたこと。


榎本えのもと温子あつこの無駄使い」


 この二年前に『彼氏彼女の事情』を見て、その主役「宮沢雪乃」役でデビューしたばかりの榎本温子の演技力のポテンシャルを高く評価していた私は、本作のヒロイン藍原ナンナを榎本温子が演じると知って楽しみにしていたのです。


 ところが、確かに「主人公の幼なじみ」で「司令の娘」という重要ポジションでありながら、何というか底が浅いキャラで、榎本温子のポテンシャルを生かし切れてないなあと思ったのですよ。実は結局のところフラウ・ボゥ的な当て馬ヒロインだったという。


 また、ストーリー的にも難解で、結局ワケがわからなかったんですが、まあエヴァのせいでこの当時のアニメなんて多かれ少なかれそんなモンばっかりだったんで(笑)、大して気にしてもいませんでした。


 今回、記憶を探ろうと思ってネット情報を色々と調べてみたら「後半はスーパーロボット」って書いてあるんですけど、ぶっちゃけ記憶に無いんですよ。見てはいたはずなんですが、そっちの方面で感心した記憶がまったくないという。


 結局「薄い」という印象ぐらいしか残ってないんですよね。


 そういえば、ネット情報で主題歌の歌唱力についてディスられてるの見たんですが、私はそんなに感じませんでしたねえ。と言っても、今まで明らかに「下手」って思ったのは『仮面ライダーBLACK』の主題歌だけしかないんですが(笑)。あ、ドラゴン藤波の『マッチョドラゴン』とジャンボ鶴田の『ローリングドリーマー』は別(笑)。あれらは上手い下手を超越してますんで。


 ううむ、復帰第一作がコレというのは少しきつかったです。千三百字しか書けなかったのですが、リハビリということで、ご勘弁ください。

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