第196話 機動武闘伝Gガンダム その9 強襲四天王!ガンダムヘブンズソード編

みぃぃぃなさんお待ちかねぇぇぇぇっ!」


 Gガン語りも9回目、そろそろロボ編を終わらせてキャラ編に移りたいところですが、ネタ系ガンダムが山ほどいるので止められないという(笑)。まずは中ボス格のデビルガンダム四天王の残りを行ってみましょう。サブタイトルは「四天王」が入っていて、先鋒格の「ガンダムヘブンズソード」(以下ヘブンズソードと略)の名前が入っている第42話のサブタイをいただきました。


 さて、そのヘブンズソードですが、正式名称(?)は「天剣絶刀てんけんぜっとうガンダムヘブンズソード」で、マスターガンダム以外は漢字四字の称号が付いているという。もっとも、マスターガンダムはパイロットの方に「東方不敗」って付いてるのでいいんでしょう。これらは、香港のアクション映画のタイトルや登場人物が元ネタですね。


 元になったMFはネオイタリアの「ネロスガンダム」で、第1話の敵役でした。パイロットのミケロも、そのままヘブンズソードのパイロットになっています。こいつがなかなか残忍で卑怯な性格だったりするので、ヘブンズソードも印象が悪いという(笑)。DG細胞に感染して、さらに凶悪になった印象がありました。本来は第1話で失格したはずなのに、デビルガンダムを使おうとしたネオホンコンの陰謀で決勝進出が許されたという。


 鳥型ロボ系のデザインですが、頭が非常に尖っているのが印象的です。悪役ロボの割には白系のカラーリングだったりします。この尖った頭と広がった羽根の印象から、微妙にハンブラビを思い出すという(笑)。


 デビルガンダム四天王としては、どちらかというと前座扱いっぽい印象があります。まあ、ミケロがザコ前座系の性格なのもあるかなとは思いますが(笑)。


 前述のように、ドラゴンガンダムとボルトガンダムのタッグチームによって倒されていますが、その前にゴッドガンダムと一対一で戦って負けてるんですよね。強そうな印象が薄いのは、そのせいもあるかなとか思ったり。


 デビルガンダム四天王の二体目は「獅王争覇ししおうそうはグランドガンダム」です。元になったMFはネオイングランドの「ジョンブルガンダム」で、パイロットもジョンブルガンダムのチャップマンです。


 このチャップマンは過去に三大会制覇を成し遂げた実力者なのですが、年齢による衰えや病気のために既にボロボロの状態でも、なお戦士として正々堂々と戦おうとした歴戦の勇士でした。ただ、それを案じた妻が影で援護していたので結果的に卑怯な戦法になってしまっていたという。ドモンとのガンダムファイトに敗れたあと、病死しました。


 ところが、DG細胞によって復活させられたものの、生前の戦士としての矜持どころか本人の意識らしきものは完全に失われてゾンビのようになっていました。


 グランドガンダムは地上戦特化の大型で重装甲・重武装の機体なのですが、ぶっちゃけ非常にカッコ悪いという(笑)。


 こいつも、ガンダムローズとマックスターのコンビに敗れる前に、決勝大会でガンダムローズに一対一で敗れてるんですよね。パイロットの個性が失われていることと相まって、四天王の中では印象が薄い感がありました。


 デビルガンダム四天王の三体目は「笑倣江湖しょうほうこうこウォルターガンダム」。前にも書いたようにノーベルガンダムがDG細胞に汚染されて変形した姿です……と思っていたら、Wikiによると別に存在していた機体で、ノーベルガンダムには偽装していただけのようです。言われてみたら、ノーベルガンダム登場以前にもウォルターガンダム出てきてたし、ウォルターガンダムが破壊されたあとでもノーベルガンダム出てきてたもんなあ。


 デビルガンダム四天王の中でも、こいつは一番デザインがひどくて球体状のボディが割れて三脚状の足が出てくるという。しかも顔はデビルガンダムのガンダムヘッドみたいに噛みつき攻撃してきますし。悪役っぽくはあるんですけどねえ。


 パイロットはアレンビーで、バーサーカーシステムで操られるのとDG細胞への感染で正気を失い一層凶暴になっているという。このときの顔はメチャクチャに恐かった印象があります。


 こいつはレインとのライジングガンダムと対戦して、必殺必中ライジングアローでバーサーカーシステムを破壊され、パイロットのアレンビーのみ救助されるという形で敗北しています。


 その後、残った機体にはネオホンコンの指導者で黒幕格のウォンが搭乗するのですが、所詮は素人の付け焼き刃。レインの元へ急ごうとするドモンを邪魔しようとして風雲再起に蹴られて破壊されるという、文字通り「人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死んじまえ」を実演していました(笑)。


 こいつら三体にマスターガンダムまで加えて四体が合体したのが「グランドマスターガンダム」です。これは黒幕としての正体を現したウルベ少佐が搭乗してドモンのゴッドガンダムの前に立ちはだかり、石破天驚拳すら効かず、シャッフル同盟全員の力を合わせた「シャッフル同盟拳」によってやっと倒せた強敵……のはずなんですが、その割には印象が薄いんですよねえ(笑)。


 ラスボスであるレイン搭乗のデビルガンダムの前座扱いでしかなかったという印象が強いんですよ。


 とまあ、デビルガンダム四天王についてはこんなものでしょうか。次回は残った各国の印象的なMFをさらってから、キャラ編に入りたいと思います。それでは……


「ガンダムファイトぉー、レディーっ、ゴォォォォォッ!」(爆)

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