第166話 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY その3 強襲、阻止限界点編
さて、0083語りも3回目、二号主役ロボとそのライバル機について語りたいと思います。なので、サブタイはその二機が主役のラス前回のサブタイからいただきました。
二号主役ロボのガンダム三号機「GP-03デンドロビウム」ですが、この時点では史上最大のガンダムです。合体状態だとサイコガンダムよりでかい全長140メートルです。大半はメガ・ビーム砲の砲身ですが、それを除いても73メートル。やっぱり史上最大です。
こいつは、デカいMAの中に普通のサイズのガンダムが組み込まれているというタイプです。はるか後年に『UC』のアニメ版で敵ラスボス機に「ネオ・ジオング」というのが出てきたのを模型誌で見たんですが、これがMAのコアにMS「シナンジュ」が組み込まれてまして、コンセプトとしては同じだなと思ったおぼえがあります。
このため、大型MAユニット「オーキス」との合体自体が主要ギミックなので、分離したMS状態の「ステイメン」には大した特徴はありません……と書いたあとでWiki読んでみて、全周囲モニター採用機だったことを思い出しました(爆)。あと、後年になってコアブロックシステム版もプラモで作られたみたいですね。
こいつの作中での活躍は、ほぼMA状態で行われています。何しろ武装が半端じゃない。砲身だけで機体の全長の半分もあるようなメガ・ビーム砲は当然威力も抜群。ミサイルを山ほど積んでたりとか、爆導索なんてワイヤー付き爆弾(むしろ牽引機雷?)みたいな装備もあったりします。また、Iフィールドを積んでいるのでビームをはじきます。
ただ、このIフィールドジェネレーターが、なぜか機体に外付けになっているので、それを破壊されるとビームをはじけなくなるという。なんで内蔵式にしてないのかと。もっとも、こんだけデカい機体でも内蔵できなかった可能性があるほか、もしかしたら後付で追加された装備かもしれませんが。
それから、MAっぽい外見のくせに近接格闘兵器としてメガ・ビームサーベルも積んでます。これステイメンが使うんじゃなくて、専用の大型アームでぶん回すという。そのアーム自体がクロー状で格闘攻撃に使えるという。
とにかく、デカい機体に積んでる豊富な武装で、物量で圧倒するタイプの機動兵器です。また、推進機もデカいので加速力もあるという。まあ、当然のように小回りは利きませんが。
作中でも単機で敵軍の巡洋艦を何隻も撃沈したり大破させたりして無双状態でした。
そのGP-03に対するライバル機が「ノイエ・ジール」です。こいつは普通に大型MAですが、GP-03に対抗できるデカさです。『逆シャア』のα・アジールの原型機という設定で、α・アジールを元にデザインされたそうですが、こっちの方がカッコ良いという(笑)。本機を見たガトーは「ジオンの精神が形になったようだ」と非常に気に入っていました。生粋のジオン軍人としてはガンダムに乗るというのは実は気分が良くなかったんじゃないかとか思ったり(笑)。
ビーム砲を山ほど積んでいるほか、あまり印象には残っていないものの設定上はミサイルも積んでいます。またIフィールドを搭載していてビームをはじき、有線式クローアームでオールレンジ攻撃ができるほか、ビームサーベルを搭載したサブアームも持っています。
機体の武装構成がGP-03に似ていて、正にライバル機といった感じですが、こっちの機体の方がビーム武装主体なので、互いにIフィールド持ちの場合だとこっちが不利になるという。GP-03のIフィールド発生器は外付けなので、それを壊したあとは逆に有利に戦闘を進めます。
ただ、この最後の対決自体は地球に落下するコロニーに対するソーラー・システムⅡの照射に巻き込まれて両者の機体が損傷したことで水入りとなり、ガトーは撤退する味方を援護すべくコウのGP-03を置き去りにして連邦軍艦隊に特攻し、サラミス級巡洋艦を巻き添えにして果てます。
コウの方は、落下するコロニーを最後まで止めようと、オーキスをぶつけて破壊を試みますが、結局はコロニー落下を止められず。ステイメンの方は残った状態で戦闘は終わります。
直接対決では決着は付かなかったものの、ガトー側の最終目的であるコロニー落としは成功したので、戦死したとはいえ戦略的にはガトーの勝ちでしょう。
こいつらは、両機ともMA感が強くてロボっぽくはないのですが、どっちも装備的には非常に充実しており、好きな機体ではあります。
スパロボでもGP-03は当然のように登場しますが、オーキスと合体した状態は宇宙専用機なんですよね。これに「ミノフスキークラフト」というロボを空中に飛ばせるパーツ(空適応になる)を付けて無理矢理地上マップでも使用するという荒技がありました。また、マップ兵器としてマイクロミサイルと爆導索の二種類があるという豪華な仕様だったことをおぼえています。
さて、次回は主役機以外のMSに行ってみましょう。これも好きなMSが結構あるので一回じゃ終わらないだろうなあ(笑)。
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