第15条〜第22条 保身します! な条文たち

第15条 免責事項

 本条は運営はいろんな観点において「責任を負わない」ことを宣言するものである。B2Cと呼ばれる形態であれば一般的に定義されているものだ。B2Bというビジネスとビジネスの間でかわされる契約とは異なり、ビジネスとカスタマーの間でかわされる契約となれば、自ずとビジネス側つまりカクヨムの側が立場上、有利にせざるを得ないからである。


 まずはカクヨムというサービスにおいて、サービスを構成するウェブサイト及びスマホアプリにおいて、運営は瑕疵責任を負わない。瑕疵責任というのは、自分が原因となって起きたトラブルに対して責任を持って収拾する、というものだ。自分が起こしたミスは自分が尻拭いする、ということ。

 消費者はカクヨムというサービスに要件定義から携わっているわけではない。瑕疵責任は「正しい使い方をする」上で成り立つもの。不特定多数たる消費者が全て正しい使い方をする保証はない以上、瑕疵責任を受け入れるのは極めて高いリスクである。

 利用者となるべく関わることを避ける運営は、当然ながら、利用者の間で発生したトラブルを一切関知しない。カクヨムを利用したことに寄って生まれた損害に対する保証もしない。


 運営はバグやシステム改修の義務はない。ただし、よかれと思って運営は対応を行うことがある。この場合の公開される情報については、全て利用規約が適用されるものとする。


 一方で故意や重大な過失がある場合は賠償責任を負うとしている。ただし、上限1万円、主たる事由に関連する付随的・間接的損害等については責任を負わない。


 まあ、そんなものだ。

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