せっかくだから『公式アンソロジー』に思う所をぶっちゃける

 お疲れ様です、幽冥牢ゆめろうです。

 前回は重い話をしましたが、

『フヘへへ、あんな話をしたが、こちらが一方的に全ての責任を負わされるいわれはねえから全く後悔しちゃいねぇ~~~!』

と、私の中の悪魔が平松〇二先生作画風悪党顔でゲスい笑みを浮かべている訳ですが、言い分がご尤もであり、反抗心は湧かないので

『あ、あのー、ええ、まあ今回もどうぞよろしくお願い致します』

と揉み手で挨拶してみたり致しましょう。




 今回は漫画や小説で広く発売される様になった、既存作品の公式アンソロジーについて、思う所を挙げてみましょう。

 褒めたい点は最後に叩き付けるとして、先に問題点から。

『作品について調べる気もないのに堂々と執筆陣に名前を並べてるんじゃねぇ~~~!』

です。

『調べる気がないのと調べる時間がないのとでは、どこで差別化を図るんだ?』

という真っ当な理由には

『フヒヒサーセンwww』

と深くこうべを垂れておくとして(あふれ出る説得力の欠如)、

『これはまずいだろ!』

という点をまたも箇条書きで挙げてみましょう。

 好きだな、箇条書き。

 何、付き合ってんの? ねえ、二人ってさ、付き合ってんの?(・∀・)ニヤニヤ

 さておき、こんな感じです。

・登場人物の一人称や呼称が間違っている。

・世界観を無視している。結果、知らない話が展開している。

・唐突な転校生登場などの、公式には絶対反映されない第三者推参。

 大体これらが目立つでしょうか。不思議な事に、自己紹介やあとがきで柔らかい人となりが伝わって来る作者様の場合ほど、これらが多い気がします。

 これらが出て来ますと

『……これ書いた奴、○○(アンソロジーが作られる事になった作品名ですね)の事とか、実はどうでもいいだろ?』

と、かなり冷めます。

 その作品のアンソロジーと銘打って発売しているのに、その基本であろう設定はおろか、人間関係も抑えていないというのはどういう事なのか。

 作者様としてはその人間関係を、頭をひねる所に始まり、およそ作品を考える人間の苦しむ様子のかなり多くを経験して考えたはずなのです。なのでそこは冒されるべきではない聖域のはず。

 ところがどっこいしょ(『いきなりはっぴぃ〇ル』から椎〇さんの口癖)、『公式アンソロジー』として発売された以上、それはもう、どれほどファンが嫌がり、身じろぎし、もがき苦しんでも、梃子でも動かぬ公式設定に食い込んでしまうのです。

『公式』という単語は、絶対に、

『付けときゃいいっしょwww』

と思われる様な安い単語にされてはいけないのです。というか、作者様に作品世界と設定を借りてお話を書かせてもらう以上、少なくとも読者をがっかりさせる様なミスは徹底して出版前に叩き潰しておくべきでしょう。

 私が最初に上げた三つの様な基本的なミスはつまり論外なのです。




 さて、褒めるべき点を記すのを忘れていました(クズい)。

 それは多分

『〇〇先生の描く『〇〇』の世界を見せてくれてありがとう!』

です。上記の問題点など余裕でクリアし、その上で出来が良ければ良い程、それは宝物になるはずです。




 掘り下げるかと思わせておいて短くまとめました。

 長くしようと思えば長く出来てしまうでしょうが、それは愚痴ですから、そこは省いたのです。

 これからも期待してるぜ、好きな作品の『公式アンソロジー』!


 ではまた(`・ω・´)b

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