せっかくだから『ショートショートを書く上で気付いた事』を挙げてみる

 お疲れ様です、幽冥牢ゆめろうです。

 ちょっと雑談を。本日は新しいお絵かきソフトを教えて頂いたのでそれをタブレットにインストールし、分かる範囲で試してみました。まだ初歩の初歩の段階なので、公式ページなどで分からない事を調べつつ、あちこちのモードもちびちびとチェックしたいと思います。




 さて、今回はタイトルのテーマでお話をしてみたいと思います。

 きっかけはまとめサイトなどをご覧になる方は時折見かけているかもしれませんが、不定期に立つ

『世にも奇〇っぽいタイトルを書いたら、誰かがそれっぽいあらすじをつけてくれるスレ』

を見た事です。ルールはこの鍵カッコの中の通り。お題に対して、なかなか考えられた返答がありますので、ご検索されて、これまたなかなか豊富なスレ群を読まれるのも一興かと思われます。

 90年代にスタートしたこのオムニバスドラマ番組ですが、実に様々な所から寄せられたシナリオが、視聴者を魅了した番組でした。『孤〇のグルメ』の作者さんの別作品のエピソードや、ズバリ星新〇先生の作品を映像化したものまで色々ありましたね。また、単発エピソードの中から映画化されたものもありました。

 ショートショートにディストピア系SFやifの世界を描いたSF、ホラーを求める方は、番組初期の辺りを探られるのをオススメします。


 で、それを読んで行く内に、あくまで仮説の域を出ないかとは思うのですが、ちょっとした事に気付いたので、挙げてみようと思った次第です。

 それは、

『星新〇先生の文体はもうジャンルと呼んでもいいのではないか』

という事。

 1000を越える作品を発表された先生ですが、自分で思い付いた話をあの文体のイメージで書く時に、

『これ、逆に文体を崩すと、伝えたい事が不十分になってしまうな』

という事が分かったんですね。

 必要最低限の事だけ伝える簡潔な描写が星先生の特徴ですが、さすが1000作を書かれると、それも完成されたものになっていると思います。それを、自分でショートショートを書いてみた時に理解した、とでも言いましょうか。

 自身の作品としての特徴は薄まるかもしれませんが、そこはアイデア勝負。逆に

『真似し切れない所がその人のオリジナルの部分』

という言葉もあります。ですので、次第に自分流にこなれて行くものですから(体得していく、という事になるでしょう)、ショートショートの構成を学びたい方は、安心して最初は徹底的に真似るべきでしょう。

 保証出来る所としては、あの文体で書く事を厳守し、その後で推敲すれば、一定の完成度は保たれるのです。

 という訳で、ショートショートを書く上での揺るがぬテンプレートを先生は発明された、と言ってもいいかもしれません。

 星新〇文体と、いずれは呼ばれるべきじゃないかと感じます。


 短編ではなく、ショートショートの枠組みの話なので、今回はここまでです。

 ではまた(`・ω・´)ゞ

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