せっかくだから縁を切る(読書編)
本を読む人と読まない人という組み合わせで、理解し合える事は奇跡だと感じます。
『どうしたんだい、藪からスティックに』
というご意見はご尤も。
これまでの人生を振り返ってみて、そう思わざるを得ない事がしばしばあったのです。
例えば、本を読む方は本代としてお金を使う割合が大きいのではと思われます。
『まあ? 他にもあーし、欲しいもんあるけどさー。この時間が一等幸せなんだよねぇ(はぁと)』(大意)
という理由から書店、もしくはネット通販で本を買うでしょう。
楽しいんですから、おかしい事はほぼ何もないかと。生活に支障をきたさない範囲でなら、問題はないと思います(何故か伏し目がちだった)。
で、本を読まない人。その中でも
『本を読んでるとか真面目くさりやがって気に入らねぇぜ』
というタイプの人がいます。
『お前の中での読書に対するイメージは化石同然だぜ』
としか言い様がない場合ですね。あれが非常にめんどくさい。文字主体の本しか読まない訳ではないですし、その逆ばかりという事もないので。
更に、
『自分が気に入った本はもう運命の出会いの如くバシバシ推しまくるくせに、こちらの読書傾向は受け入れない』
というタイプだともう駄目だと言えましょう。
個人的には要らない子です。友人を除いて、私の出生に関する者達(『家族』だとは認めたくないのである)にちらほらそういうのがいました。
こういう手合いは、何故か共通して本に対する扱いが雑だったりします。
『お前が価値が分からないからって雑に扱うんじゃねえよ』
と言いたくなる事をしばしばしてくれやがります。
本を大事にしない奴絡みで話しますが、かつて、ある原作付きのドラマでぐぬぬと思った情報がありました。何でも、原作では本の虫だったヒロインが、そのドラマでは本を読むどころか微塵も本について知らないばかりか、OPでは本が投げられるそうな。その佇まいで、古本屋の主人だと抜かすのです。
原作では本をある事情から読めない主人公と、そのヒロインが惹かれ合う辺りに、冒頭でお話した奇跡を感じたというのに、もうズタズタですわ。
『もうそれ原作を外してやるべき事態だろ! 原作にもキャラクターにも壮絶に失礼だろ!!
誰だ、そうしようと思った奴ぁよぉ!?』
と思ったのですが、原作ファンには当然不評、今は
『ドラマなどなかった』
という扱いになっている様子で、心底ほっとしています。
さておき、本を読む人で、
『交友関係とかかなり面倒くさいんだけれど、それでも、ある程度の年齢になったらば、それもきちんとしていないと駄目なんでしょう?』
とお悩みの方。はっきり申し上げますが、そんなもん、ばっさり切ってしまいましょう。理由はあなたが本を買う為の大切な金が、その関係のせいでいたずらに減ってしまうだけだから。
腹が立ちませんか、その無駄にされる金と時間。それは耐える必要はないのです。
そもそも、悩んでしまうのも分かりますが、人間関係というものはどこでどうなるか分かりません。
『ずっと付き合って来たけれど、てめえとはここまでだぜ、あばよ』(大意)
という事も、
『あなたとは数分前に知り合ったばかりだけれど、他人の気がしないくらいにウマが合いますね! 素敵! 抱いて!!』(大意)
という事も、どちらもあり得ます。
なので、別に悩む事はないかと。言うべき事を言える人間になってさえいれば、問題はないでしょう。面倒くさい時には法律相談へGOです。
『そんな大げさな』
とか思うかもしれませんが、警察は基本的に民事不介入なのですし、面倒なんだから法律に頼っていいのです。
関係がこじれれば(『何がこじれる原因だったんすかね?』と思う様な事でこじれたりする)、あなたの大事な本に手を出される可能性が大爆発ですから、早めに手を打ってしまっていいくらいです。
という訳で、本を読まれる方々には、
『あたいは本を読んでいたい。熟読したいんじゃ。
だから邪魔すんじゃねえ。へば(では)』(大意)
というスタンスを是非貫いて頂きたいと思います。私は本を読みます。
ではまた。
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