せっかくだから夜勤について考える

 風邪をひいてしまいました。きつい奴でして、病院で診てもらって注射も打ってもらい、薬ももらって来ましたが、鼻粘膜やら喉が腫れているのに熱が出ないという妙な症状で、ただひたすらに苦しいのです。今は大分楽になりましたが、ぶり返したら阿呆なので、しばらく養生しつつ参りたいと思います。食べて寝てを重視する。


 さて、夜勤の仕事をいくつかした事があります。掃除もそうでしたし、コンビニやパンの仕分けや派遣のバイトでも夜勤の方が実入りはでかかったです。

 夜勤の仕事には向き不向きがありまして、帰りに日光を浴びられない人はまず、身体を壊します。

『若いから大丈夫!』

は、30代になる前に潰れるフラグです。向いていなくて年がそれより上の人はメンタルをやられます。仕事が出来ない身体になっちゃう。

 夜勤のバイトを選んだ人は、生活スケジュール的に完全に夜型にならなければなりません。そこがいい加減だとまた、身体を壊します。

 昼間に寝て、夜に起きる。三食食べるのも当たり前。浴びられる時には日の光を浴びる。これらが最低条件です。

 で、給与以外の何が夜勤のいい所なのかと言いますと、具合が悪い時に朝一番で病院で診てもらえる。一番でかいですよ、これは。日勤と違って、わざわざ時間を取っていく必要がないんだもの。堂々と行けるのは大きいでしょう。歯医者さんに行かなきゃならない場合なんかは更に先延ばししてはいけない分野ですから、とっとと行きましょう。

 他は何でしょうな、仕事開始の時間が夜になるという事は、日勤の方の帰宅ラッシュともぶつかりにくいのであまり実感が湧きませんが、こちらが帰宅する時間に日勤の方々がそろそろ出社される時間なので、日勤をしていた頃を思い出して、懐かしむ事が出来るとかかな?

『ヘッ、今から仕事かよ。ざまあwww』

とは思いませんでした。あまり重視されませんが、日勤と夜勤の人がいるから、世界は回っているのです。そうだろう? 夜勤でバイトしたり会社員をされているあなた達!

 夜勤の人は日中に用事を済ませる際に

『昼間からブラブラして何だろうねぇ、あれは』

という目を向けられやすいですが、それは周囲の認識がアレなので、堂々としていていいと思いますし、夜勤も含めた三交代制はもっと労わられるべきだと思います。

『頑張れよ!』

じゃなくて、

『夜勤の方々の人権をもっと重視しよう』

という声が、そう、政府辺りから欲しい所です。DQNや酔っ払いに絡まれる率が半端じゃないからな! 前日の夜に酔っぱらって暴れたサラリーマンが、翌日に女連れで今度はこちらをバカにしたりして来る世界ですよ(遠い目)。

 ですので、

『日中街にいるお兄さんやお姉さんはきっと今日がオフか、夜勤の人なんだね』

という認識が広まる事を祈っています。あ、そうそう。

『夜勤にいる奴は日勤でまともな仕事に就けなかった奴』

みたいに見て来る上司がいますが、あれは最低だと思いますね。

『夜勤しているのは日勤の給与や時給が安過ぎて単に食えないから』

という数が多い事を理解していないのです。バイト掛け持ちは身体を壊したら全て行けなくなったりするので、逆に危ないですしね。

『職務内容に励む態度を見て、やる気や人間性が分からん様な上司は必要ないから辞めてしまえ!』

とすら思う訳です。お互いに自分の持ち場の仕事をしているだけであり、お互いに大事な部分だから仕事として雇われている訳じゃないですか。

 それなのに見下したり、仕事のほうれんそうが出来ない様な職場だったり上司だったりした場合には、とっとと証拠を集め、ユニオンにチクってやりましょう。職務遂行の邪魔になる様なら尚更です。我々が怒られ、時には給料まで減らされますからね。

『日本の弁護士は某ファーストフード店とは喧嘩したくないらしいな』

というのはかつての経験で知った事ですが。問題が発生し、相談した所、遠回しにそう言われました。

 後、三交代制の仕事ではどこもそうなのでしょうが、コンビニであった事で、これも今も普通にあるのでしょうが、

『夜勤明けで一度帰宅後、その日の夕方シフトよろしく』

とかアホなシフトを組むのはマジでやめて頂きたい。あれが一番身体を壊すと言えましょう。

『翌日日勤でよろしく』

というのも

『こいつ舐めてやがるな』

と言えましょう。

『人間を雇っているんだ』

という認識が、もっと広く広く広まります様に。

 今回はそういうお話でした。ではまた(`・ω・´)ゞ

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