-Guts-
べりぐー
初めまして。始めました。
今日から充実した部活動をしたいなぁ……
「今日から部活動がスタートですね。皆さん。今日の放課後から自分の部活動の場所に行ってください」と、担任が言った。
「自分は卓球部だから……どこだ……」そう言いながら廊下を歩いていく。
まだ学校には慣れてない。新しい友達ばかりだし、唯一小学校から同じなのはサッカー部の公平と、卓球部の達也だけだ。
途中でサッカー部の公平に声をかけられて、少し遅れてしまった。
部活の顔合わせがある教室に着いたが、「すみません。遅れました」僕はそう言った。席には遅れて座ってしまった。
僕の周りにはみんなも座っていて、少し恥ずかしい状況になってしまった。
自分が席に座ってちょっとしてから、顧問の先生と、部活の先輩、部長、副部長、他の1年生の自己紹介……と、どんどんと自分の自己紹介の時間が迫ってくる。自分の番が来たが、最初に恥をかいてしまっていて、少し恥ずかしかった、これの恥ずかしさは公平に女子トイレに押されて女子に見られた時以来だ。それでもなんとか自分の学年、クラスと意気込みを話すことができた。
「今日は、みんなの自己紹介をしてもらいましたが、これからは、道具の確認です。」と先生が言いつつ、紙をみんなに渡し始めた。
「ここにかいてある、ラケット、ピンポンボール、スポーツシューズを持参してきてください。この3つは、1週間後までに。それと、こっちで用意するユニフォーム、卓球パンツ、ゼッケン代は顧問の私、鈴木か、副部長の佐藤さんに提出してください」先生がそう告げると、達也は質問をした。「自分、もうユニは持ってるんですけど、1週間よりも前から練習に参加できますか?」
達也が卓球をやっていたことは知らなかった。達也がスポーツやってるとか聞いてなかったけど、動けるのはそういうことだったか……
「明日からでもいいですよ。それと、1年生のまだラケットを持っていないみなさんは、この1週間だけ学校のものを貸しますよ。」先生が答えた。「はーい!」達也は元気よく答えた。
こうして1日目は終わった。
やっていけそうで、不安な部分もあった。
明日はもっと充実した1日になるといいけど……
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