長い人生でまだ恋人との死別というのは経験ないけど 気持ちはすごく分る 今でも時々父や母が夢に現れ しょうもない話をしたり文句を言ったり相談したり・・・そして夢が覚めかける頃それが夢だと気づき もう居ないんだって思った時の軽い絶望感とあたたかさ 作品の最後にゴミ箱に投げ捨てるみかんの皮が 現実に目を向けて歩もうとする主人公の心が読み取れた