人狼の警備員#4
いつもと同じ道をいつもと同じように歩いているのにもかかわらず、私の足はとても軽やかに動いていた。
「これは凄いな」
私の足元で黒く輝く革靴はオーダーメイドなだけあって私の足にフィットするだけでなく、足に溜まる疲労を和らげてくれていた。
「これであの値段なら安いものだな」
オーダーメイドかつ即日製作であるので高価なのは当たり前ではあるのだが、あそこで店員のおススメに反して安価な在庫を購入していたら後悔はしないまでも今まで同様の足の疲労を感じていた事だろう。
「歩けば歩くほど歩きやすさを実感する靴だな。プライベート用の靴も買いに行こうか」
仕事以外でウォーキングやランニングのような趣味や日課は無いのだが、足への負担がほぼ感じられない靴でならプライベートでもウォーキングやランニングを趣味もしくは日課にしても良いかもしれないと思うくらいには私はあの店の虜になっていた。
7月28日 ヘリウム
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