おかしの駄菓子屋#3

 今日のジャックの駄菓子屋はいつも以上に大盛況となっていた。


「はいは~い! 並んで、並んで」


 遠足が明日行われるというユグドラシル周辺の小学校に通う子供たちは予算たったの300円を握りしめてジャックの駄菓子屋にあるお菓子をとても慎重に吟味していた。


「は~い! キミときみと君はプレーンのクッキーボーイの所でお会計をしてくれたまえ。きみと君とキミはチョコチップのクッキーボーイの所に行ってくれたまえ。君とキミときみはジャックがお会計をしよう」


 ジャックはお店の中に居る子供たちの動きを全て把握しながら子供たちが並ぶレジスターの位置を指定した。


 仕訳をしただけあって、ジャックの駄菓子屋は大盛況の大混雑ではあったが大混乱が起こる事は無かった。



4月26日 ジャック・オー・ランタン

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