エルフの焼き鳥屋#3

「こんばんは~~~いつもの5串ずつ」


 店の扉がガラッと開かれ、インフィニティという料理店で働く旋風理科が祖父の会沢社あいざわやしろが店に入って来た。


「これはまた元気な客が来たな」


「おじいちゃん、20歳になったのだからやめてくれなんて思っている?」


「そんなことを思う訳無いだろう」


 社がそう言うと理科は私に向かって、


「孫馬鹿なおじいちゃんでしょ?」


 とでも言いたげな表情を向けていた。そんな理科に私は苦笑いを返しながら社と理科がいつも注文する串を焼き始めた。



4月25日 アロエ

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