学校
@syutendoji
第1話
4月6日入学式その日僕は初めて彼女に出会った。ただその時はこの人に恋をするなんて思ってもいなかった…
休み明け、いきなりテストが配られた。いつものように出席番号を記入したつもりだが、
「おい茅野」テストが終わって一息ついた途端だったため少しビクッとした。「なんですか、先生?」「出席番号番号が違うぞー直せ」怒られるかと思ったので少しホッとしつつ、そうだ俺高校生になったんだ…と改めて感じた。
中学の頃、友達も少なく女子との関わりもほぼなかった俺はいわゆる落ちこぼれだった。そんな俺が高校に入る前に思った事はなんだと思う?
誰もが考えそうな事だよ、そう絶対に変わってやる!ってね。いわゆる高校デビューってやつだ。
だが、現実はそう簡単には行かず相変わらず女子とは話せずそれどころか友達もできていないと悲惨すぎる状態だった。俺何やってんだろ…そんな事を考えてたら授業のチャイムが鳴ってしまった。
「えーじゃあ次は茅野、名前と趣味とみんなへ一言。ほら前来て。」
俺は少し考えた。そう、面白い事を言ってやろうと。
だが結果は無残だった。黒歴史だ…
だが、席に戻ると隣から「あとで話そうよ」と言ってもらえた。
俺は喜びでニヤニヤを抑えながら「あとでな」と、冷静に返した。
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