派閥 23 白菊がまだ宵の口よ支部長もう1軒いきましょうと言うと、え~まだ飲むの、しようがないなあといい、真一はと聞くのでもう飲めないよというと、そうかそれではお前
派閥 23
白菊がまだ宵の口よ支部長もう1軒いきましょうと言うと、え~まだ飲むの、しようがないなあといい、真一はと聞くのでもう飲めないよというと、そうかそれではお前はユキを、
送ってくれ、俺たちはもう1軒いくよといい店を出ていったのです、ユキがお待たせといい、ママがよろしくと言うので、わかりましたと連れ立て店を出たのです、
もう帰るだろうと聞くと支部長達は帰ったのかしらと言うので、もう1軒行くといって店を出ていったよというと、一緒に行けばよかったのにと言うので、もう飲めないよと言うと、
それでは帰ろうか、私も明日早く酪農家にいかなければならないのと言うので、送っていくよとタクシーを拾いユキのマンションに向かったのです、マンションでユキを降ろすと、
それではと言ってホテルに向かったのです、
ホテルに帰りシャワーを浴びて一服していると電話が鳴ったので見るとユキからである、電話に出ると今どこと聞くのでホテルに決まっているよと言うと、一人なのと聞くので、
当たり前だろうというと、もてるから浮気しているのかと思ったわと言うので、するわけないだろうこれでも硬派なんだぞと言うと、よかったではおやすみなさいと電話を切、
ったのです、
次ぎの日会社にでると山田が飼料の件はうまくいったみたいですねと言うので、まだやってみないと分かりませんがと答え、みやびの女将がいい物をいつも入れてくれると褒めて、
いましたよと言うと、なくなった御主人には大変お世話になったんですよ、釣り仲間でもあったんですがガンにかかり去年なくなったのですと言ったのです、今日は私に付き合っ、
てくださいといい、
部下に今日の仕入れと納品は頼むといい、今日は腕のいい漁師の船にのり漁場を見にいきますと言ったので、どこにいくのですかと聞くと北緯45度31分ですと言うので、ああ弁天島、
ですねというと、なぜ知っているのですかと聞くので、みんなは宗谷岬だと思っていますが、本当はそこから40kmはなれた場所にある小島が北緯45度31分なんでしょうでもおかしい、
のは、
ロシアとは国境線の確定をしていないのでカラフトの南側が国境線のはずなのです、いまでも日本地図には千島列島とカラフトの南半分は白く塗りつぶしてあり、はつきりしていない、
事になっているのでしょうと言うと、詳しいですねその通りなんですよと話したのです、幸恵がどうしてなのと聞くので、終戦は8月15日だけど、その後にロシアが占領したので違法、
だと日本政府は言っているのだよと言いい、
日本を占領したアメリカのGHQの総司令官マッカーサーがいなければ北海道は朝鮮半島みたいにロシアに占領され、北海道共和国が出来て日本ではなくなったかもしれないと言うと、
理香がここら辺の漁師はいつロシアの警備艇に拿捕されるかとびくびくしながら漁をしているのですよ、本当は日本の領海なのにと珍しく怒ったのです、山田が実は今日の漁師さん、
は、理香ちゃんのお父さんなんですよと言うので、
そうか理香ちゃんのお父さんは漁師なんだと言うと、ええ夕べは明日お二人を魚場に案内するんだと張り切っていましたよと笑ったのです、山田がそれでは頼むぞというと皆が了解、
と言って出かけたのです、それでは行きましょうかといい車に乗り込むと、ホテルにより着替えて、釣り道具をもってきてくださいといい、ホテルに車を止めたので、着替えて、
降りていくと、
山田も着替えておりさあ行きましょうと海岸へ向かったのです、一隻の漁船の傍に行くと山田が今日お世話になる木下さんですと紹介するので、村上です今日はお世話になりますと、
いうと、どうぞ船にのってくださいというので船に乗り込んだのです、船頭がここから40分かかります、今は型のいいカレイとキンメダイが上がりますよと言うので、楽しみですと、
答えたのです、
山田がこうやって時々漁場を見さしてもらっているのです、そうすれば今年はなにが沢山上がるのがわかり、売り先へ情報を提供するのですと言うのは表向きで、たまに息き抜きと、
いうわけですよというので、成る程でも情報を制御するもの商売繁盛の原点ですよ、山田さんが凄腕のバイヤーなのはこうやって、地元の漁師さんとのコミニュケーションをはかる、
のでいい物が仕入られると言うわけですねと言うと、
山田が村上さんに褒めてもらうと照れくさいですよ、まったく褒め上手なんだからといいい、木下が娘がいつも村上課長、村上課長と話すのですよ、おとなしくて家ではあまり話、
さない娘ですが、赴任されてから口数が多くなってかみさんが驚いています、そのお陰で家の中が明るくなりましたと笑ったのです、息子さんはと聞くと札幌で会社員をやってい、
ます、
私の代で漁師もおしまいですよと寂しく言うので、若い時は色んな事がやりたいもんです、その内帰って来て跡をつぎますよと言うと、それならいいんですがと笑ったのです、もし、
ダメなら理香ちゃんに漁師の婿を取って跡を継いでもらう手もありますよと言うと、そうか理香に婿を取ればいいのかと、あの子だったらいい漁師のかみさんになるかもしれません、
と喜んだのです、
山田が親父さん村上さんに相談すればきっといいチエを出してくれるよと言った通りでしょうと言うと、ほんとだ跡取りは息子だとばかり思っていたので、気づきませんでしたと、
笑ったのです、腕のいい漁師がいるんですよと言うので、ほう誰なのと山田が聞くと今船を運転しているよと言うと、ああ茂くんかといい、彼はサツポロの大学を出て会社員を、
やっていたのだが、
宮使いは厭だとこの町に来て漁師になりたいと北海でバイトしていたんです、北海のママが親父さんを紹介して住み込みで働いているんですよ、北海のママが魚を分けてもらって、
いるのは木下さんなのと聞くと、そうですよ彼が毎日届けているのですと言ったのです、なかなかたくましそうな若者ではないですかと言ったのです、
漁場についたので船を泊めて昨日仕掛けてあった、ハエナワを巻き上げると、カレイとマンメダイがかかっています、茂が親父さん今日は大漁ですよと、船倉にしまったのです、
船倉は鮮度を保つ為にイケスになっていたのです、一時間で作業が終わりカレイ120匹位とキンメダイ25匹がかかっています、真一がこれでいくらくらいですかと聞くと、
カレイが一匹500円として全部で6万円キンメダイが一匹1500円として4万円だから〆て10万というところかなと言つたのです、明日の仕掛けが終わったので、ポイントに移動します、
と少し離れたところへ船を泊め木下が竿をいれてくださいというので竿を入れたのです、茂るがウエットスーツに着替え僕はホタテとサザエをもぐつて取ってきますと海に入った、
のです、
何回か潜っていましたが上がって来たので手にもっている網の中を見ると、ホタテとサザエがびっしり入っています、もう寒いですね潜れるのは今週くらいまでですよといい、
すこし移動しましょうと船を動かし、ここのあたりがいいポイントですと言うので竿を入れると、こんどはすぐアタリがあり巻き上げると大きな寒プリです、山田がたいした、
もんだといったのです
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