第8話

次の日からはガッカリの連鎖だった。


"おはようっことは♬ねぇ昨日のさ音楽番組みた?あれさ〜…"


数ヶ月前と同じ笑顔で同じようにミナが楽しそうに話しかけてくる。


変わったのは私の心の中と。



周りの視線だ。

特にグループに属してる女子達。


不思議そうな顔

驚いた顔

怒ったような顔

安堵したような顔

悔しそうな顔


様々な顔をこんなにも一瞬で向けられた事が、かつてあっただろうか?



お昼休み。

"ことは〜♬仲直りしたんだね?"

"ことは〜今日一緒にかえらない?"


なんの直接的な理由もなく

私を無視してきた奴らが当たり前のように。さも、何事も無かったかのように。話しかけてくる。


気持ち悪い。ガッカリだ。




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