第19話 真夏の青空の最初で最後の悦楽。
互いに求め合い絡み合う身体。
既存のxyz座標に四つ目の次元を足したとき過去生で幸福になったのを覚えている。
さらに5つ目の次元を足したとき、涅槃に達するだろう。
永劫回帰せよ。ウルボロスよ。
風にまう花びらの美しさに彼女を感じた。
乳房 糞便 眼差し 声
これらすべてに性器が浸透する。
すべてはおまんことおちんちんの話だ。
5つの行為器官すなわち、口、手、足、肛門、性器の王者はやはり性器だ。
5つの感覚器官すなわち、聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚の王様がやはり嗅覚であるように。
さらば!
粉塵を立てずにその場を離れた煙の立たない火よ。
krishanu kapila
ああ!都会の最も人間の喧騒が盛んな場所で踊り狂い、世界を焼き尽くす最後の火である女神よ!
あっ、もう世界が終わり始めたと思ったら終わってら!
愛の意味。
あるお坊さんが、地獄に落ちない方法を訪ねてきたおばさんに、「地獄に落ちろ、糞婆!」といった。
まあ、自分が地獄に落ちないように心配してるやつなんて女として失格だということ。
愛ってこんなものかな。
今日も地獄に落ちたおばさんが愛したサボテンは、きれいな花を咲かせていた。
見上げると雲ひとつない真夏の青空が、金剛石のように輝きわたっていた。
青空は勝利だ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます