つまらない日常を卑屈で変える!

竜田 ベンゼン

第1話クリスマス

ぼくは 高校一年の男子

ある日 ぼくは 入学して数週間経ったころに 女の子に告白をしてフラれた

ぼくがフラれたという噂は またたくまにひろがった

また この学校では 恋をすることはできなくなった


今は クリスマスイブ

聖なるお告げが来たからなのか ぼくは急に日記を書こうと思った

まぁ お告げというのは嘘で 

書こうと思った理由は 青春の思い出にするためだ

青春は よく甘酸っぱいとか言われるが たぶん これからぼくが経験する青春は 腐卵臭でもして とても苦い味がするだろう

でも それも 青春なのだ!

いつの間にか 誰かが青春は甘酸っぱいなどとしているが それが全てではないのだ

ぼくは その甘酸っぱくない また違うテイストの青春を書き留めたいと思って 日記を書き始めることにした

 

 なぜ フラれて すぐに書き始めなかったか というと

フラれて 数週間は もしかしたら 気持ちが変わって やっぱりOKされるかもと期待していたからだ

しかし そんなことは起きなかった

そして それから 今日までの間は ずっと落ち込んでいた

落ち込んでいて 日記を書こうとも思えなかった


また このクリスマスイブの時に書き始めようと思ったのには 街中を恋人たちがたくさん歩いているのを見て 劣等感を感じたからというのもある





まぁ これから

ぼくは 歪んだレンズで世界を見ていくことになると思うが 

安心してくれ

普通のレンズも 一応持ってはいる

しかし あまり そのレンズを使わないだけなのだ












12月24日クリスマスイブ

明日は クリスマスだ!

もしかしたら ぼくの机のなかに 女子からプレゼントがあったり?!

なんて つい 思ってしまう

まぁ クラスの女子は ぼくの名前を知らないくらいなので そんなわけないがね

まぁ ぼくの一個前の席の男子が クラスでモテている奴だから 

もしかしたら 女子がプレゼントを入れる席を間違えて ぼくのところに入れるという可能性はある

よし!

その可能性を

信じて寝よう!

明日は ぼくの机のなかに きっとプレゼントがあるはずだ!

間違えで入れたプレゼントであっても構わない

そのプレゼントを ぼくのバックにしまえば もうぼくのものだ!

まぁ 包装だけ 前の席の奴の机のなかに入れてやっても構わないけどね


あっ 妄想がどんどん 膨らんでしまった!


早く明日にならないかな~

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