第8話 八百長とか不正とか
白鵬っているじゃないですか。
モンゴル人力士の皆さんがモンゴル互助会で八百長勝負の打ち合わせをして、
ケガしないように勝ったり負けたり星の譲り合いをしているそうで。
毎回、本気で勝負してると稀勢の里みたいに怪我して、休場とかになっちゃいますから。
モンゴル人であっても、貴ノ岩は八百長はしなかったらしいですね。
師匠の貴乃花がガチ派なので。
貴乃花も現役時代は絶対八百長を受けない選手だったので、
先輩力士からスゲー嫌われてて、練習とか試合の時にしょっちゅうバチコーン!って
本気で張り手をカマされたらしいですよ。
今でも相撲協会の役員の中にはそんな貴乃花を嫌っている奴は多いはずです。
だから今になってあんなに揉めているのでしょう。
そういえば白鵬って、妙にテーピングの箇所が少ないのを以前から不思議に思ってました。
よほど体が強いのか、とか思ってましたが、
ただ単に八百長ばかりやってるから怪我してないだけだと考えれば
なるほど合点のいく話ではないかと思います。
ところで、キックボクシングにも八百長はあんのか、と言えば
私の知る限りでは聞いた話はないですが、
不公平なジャッジとかレへリングは目の当たりにした事があります。
昔、Aジムに在籍していた頃、ある選手が後楽園ホールでプロ試合をした時の事ですが、
明らかにレへリングが変だなと思った事があります。
相手は往年の名チャンプが会長の、業界では名の知られた強豪ジムの選手でした。
うちのジムの実績・実力では絶対勝てないとは思いましたが、
だって試合が決まってからウチの朝鮮人会長は一度もジムに来なかったし、
試合をする選手のミットを持ってたのはド素人の私です。
プロの公式戦で10年やってて一回しか勝利したことのない弱小ジムなんで、
ノウハウなんか無いに等しいので、
私がありとあらゆる文献とネット上の情報をかき集めて二人で練習しましたよ。
したらそいつは勝っちゃいました。
でも、パンチ連打でコーナーに追い詰めて相手はタコ殴り状態になっているのに、
レフリーがスタンディングダウンを取らずに二人の選手を分けて、
ハイッ!とかほざいていやがりまして、相手なんか苦しくてマウスピース吐いてるのにですよ、
何事もなく試合再開させてたりしてました。
何がハイッ!だよ。
ふざけんな。
あと、首相撲になると、ぜったい相手選手が膝蹴りを繰り出した直後にブレイクをかけるんですよ。
ウチの選手の印象が悪くなるじゃないですか、そんな事されたら。
それでも。確か2回くらいはダウンを奪ったので判定で勝利しましたが、ちょっとヒドイと思いました。
ちなみに、試合を受けたのは真冬でしたが、Aジムは潰れかけでボロいので、
冬になると寒いのでオレとそのもう一人の奴しかジムに来ず、
たまにスポットで来る幽霊部員を掴まえて、半ば無理矢理スパーリングの相手を務めさせてました。
ガチでやって、彼らにはホントに申しわけない事をしたと思うのですが、勘弁してください。
じゃないと選手の奴が東京で殺されてたんで。
アマチュアの試合なんかだと、
今でも、試合参加者の多いジムが判定で有利になったりしますね。
あと、主催者側のジムの選手をボコボコにしてたはずなのに、引き分けにされた事は多々ありました。
興行である以上、必ず運営側の意図は絡んでくるものなので、
教える側になってからは、こういう事はよくあるので、
最初から公平なジャッジなんか期待すんな、相手を倒せば誰も文句は言わないよ、と若い子らに教育してました。
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レへリングの酷さなんかで言えば、K-1なんか有名だと思うのですが、
いつでしたかね魔裟斗と佐藤嘉洋のマッチで、佐藤がダウンを奪って勝ってるはずなのに、
魔裟斗の勝ちにされていた事がありましたよね。
試合後、佐藤はK-1の運営サイドの大人達に
あそこで魔裟斗が勝たなかったらK-1は潰れてるとか言われてたらしいですけど、
そんなもん潰れっちまえ、と思います。
事実、魔裟斗が引退したあと、一回潰れましたよねK-1。
人気選手がいる間はそれで通るのかもしれないですけど、問題はその後です。
K-1は、まるで沢村忠がいなくなった後のキックボクシングと同じ命運を辿ったわけです。
まるで進歩してませんね。猿か、お前ら。
ところで、八百長を防ぐには、観客側の試合を観る目が肥えている必要があると思います。
試合の運営側の責任だけではないわけです。
ファンの側も無責任にキャーキャー騒いで面白がっているだけではいけません。
ああそうそう、大相撲を見て喜んでるお前らジジババの事だよ、お前お前、そこのお前だよ。
タイ国のムエタイなんかはギャンブルなので、
観客の目が肥えていて、八百長なんかやったら一発でバレて大変な事になるので
そうそう八百長は発生しないとDジムの先生から聞きました。
勿論、不可解な試合の裁定というのは有り得ますが。
K-1で言ったら、ブアカーオとジョン・ウェイン・パーが試合した時、
ムエタイみたいな高度な技術の応酬をやっちゃって、
それを理解できない観客がシーンとしてた事がありましたね。
なんだよ、魔裟斗とかハヤトが出てきた時みたいにキャーキャー騒がないのかよ お前ら。
試合のドコ見てんだよ。顔か?筋肉か?
アレを見てて、日本の格闘技の夜明けは
今後もおそらく来る事はないだろうと確信しましたね。
ええ。
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