彼氏兼使い魔!?

猫田 美栗

第1章 異世界召喚!?

今日も学校へ行き、帰りにバイトをして、何気ない普段通りの生活をしてした。うん。ここまでなら普通の高校生だ。

え、彼女と帰らないのかって?そんなことはどうでもいい。

いつもの帰り道、この道を真っ直ぐ行って2つ目の信号を曲がればもう家に着く。1つ目の信号を通り過ぎようとしたそのとき、俺のまわりが紅い光につつまれたんだ。夢かと思い目をこすった。その時にはもう、知らない場所に来ていた。真っ暗でなにもな…「パァン!」急にまわりが明るくなり目の前に突然、女の人が現れた。

「おめでとうございます!これからあなたは召喚されます!こちらの世界を楽しんでくださいね!」

満面の笑みを浮かべながら目の前にいる受付のお姉さんのような人は言った。

「は?」

俺は何が何だか訳がわからないまま、あの紅い光に再度つつまれた。

気づいたら目の前にはゲームで見たことのあるような魔物が大量にいた。後ろを振り返ってみると、俺を召喚したと思われる金髪碧眼の、一言でいえば「ふわっ」という言葉が似合いそうな美少女と、そのパーティーメンバーと思われる3人の少女たちが崖っぷちに立っていた。

「本当に召喚するものはコイツであってるのか?」

「多分…違うと思う。間違えちゃった。」

「見るからに弱そうだよ!?」

「魔導書どうりにやらないからこうなるのよ…」

「ど、どうしようmpももう無いし、このままじゃ私たち、死んじゃうよぉ。」

心にグサッとくる声が後からヒソヒソと聴こえてくる。

すごい馬鹿にされてる気もしたので、とりあえず近くにあった枝を拾い、戦ってみることにした。

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