第14話 ふふふ

今日も仲良し四人組は智亜美の家に集まっていた。


「私、最近また胸が大きくなったみたい」


ぷるんと胸を揺らせて咲が言った。


「おぉっ咲ちゃんすっご~い~揺れてるねぇ♪」


智亜美は目を輝かせながら揺れている胸を眺めている。


「ねぇねぇ咲ちゃん。少し前屈みで谷間作ってみせて~」


どこかのオッサンのような注文をする智亜美。


咲はまんざらでもなさそうに恥ずかしがりながらも前屈みになった。


「こうかな?」


そこには二つの膨らみが引っ付いた状態で見事な谷間が広がっていた。


「うひょ~これはすごいねぇ。瑠璃さんといい勝負だよぉ」


「私もそれぐらいあればなぁ…」


智亜美も咲と同じように前屈みになり、自分でも試してみた。


「ん~これは谷間と呼べるのかな?」


葵が首を傾げながら咲と智亜美を見比べている。


コンコン…


その場へ瑠璃がやってきた。


「こんにちは~みんないらっしゃい」


「何してるのかな?」


「谷間を作って見てたんだよぉ」


智亜美が答える。


「ん???なになに?」


「隙間がどうしたの?」


瑠璃は智亜美の胸を眺めながら言った。



「ちょ…瑠璃さんそれ何か違…」


智亜美は慌てて瑠璃を遮る。


だが、すでに遅かった…


部屋はみんなの笑い声に包まれていた。


「ふえ~んどうせ私がやると隙間だも~ん」


「絶対にセクシーになってやるぅ」


相変わらず鋭い毒針を持っている瑠璃であった。


ちーーん

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