第14話 ふふふ
今日も仲良し四人組は智亜美の家に集まっていた。
「私、最近また胸が大きくなったみたい」
ぷるんと胸を揺らせて咲が言った。
「おぉっ咲ちゃんすっご~い~揺れてるねぇ♪」
智亜美は目を輝かせながら揺れている胸を眺めている。
「ねぇねぇ咲ちゃん。少し前屈みで谷間作ってみせて~」
どこかのオッサンのような注文をする智亜美。
咲はまんざらでもなさそうに恥ずかしがりながらも前屈みになった。
「こうかな?」
そこには二つの膨らみが引っ付いた状態で見事な谷間が広がっていた。
「うひょ~これはすごいねぇ。瑠璃さんといい勝負だよぉ」
「私もそれぐらいあればなぁ…」
智亜美も咲と同じように前屈みになり、自分でも試してみた。
「ん~これは谷間と呼べるのかな?」
葵が首を傾げながら咲と智亜美を見比べている。
コンコン…
その場へ瑠璃がやってきた。
「こんにちは~みんないらっしゃい」
「何してるのかな?」
「谷間を作って見てたんだよぉ」
智亜美が答える。
「ん???なになに?」
「隙間がどうしたの?」
瑠璃は智亜美の胸を眺めながら言った。
「ちょ…瑠璃さんそれ何か違…」
智亜美は慌てて瑠璃を遮る。
だが、すでに遅かった…
部屋はみんなの笑い声に包まれていた。
「ふえ~んどうせ私がやると隙間だも~ん」
「絶対にセクシーになってやるぅ」
相変わらず鋭い毒針を持っている瑠璃であった。
ちーーん
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます