仮面

桜船 みかん

第1話仮面という名の演技

 私の名前は、夢川ゆり(夢川ゆり)。私は感情という仮面をつけている。クラスの友達や、先生・・親や姉妹にもだ。仮面をつけて違う自分を演じるようになったきっかけは、中2の時だ。

 自分で言っては何だが・・私は、誰にでも好かれていた。まぁ・・なかには私のことを嫌いな子がいただろう。そして、ある時私は、知ったんだ。幼馴染も親友も、みんな私を利用していたことを。ただただ自分の思い込みかもしれない。けど・・もう誰も信じられなかった。

 そのあと、私がしゃべらなくなってみんな違う人のほうへ行ってしまった。要らない存在。そんなことを言われてる気がした。そして次第に、自分というものが、わからなくなった。

 もうそんな思いはしたくない。と、あまり元中の子がいない、夜桜高校に行った。

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