趣味のためだけに生きたい

方 久太

プロローグ

コンティニュー?

その瞬間、強い衝撃が己の体を襲った。

何があったのかを理解するよりも前に俺の体は宙を舞い、それから地面と衝突した。

「!!??」

やけに時間がゆっくりと過ぎていった気がした。白のにじむ視界が眩しくて目を閉じる。

周りから悲鳴や怒鳴り声が聞こえた。

…あれ、体が動かない。

声も出せないし……寒い。寒い、寒い、寒い。

閉じた瞳をもう開くことができそうもなくて、恐ろしかった。それだけだ。


なんだこれ、頭の中が真っ白になって────




















______。


  “もう1度、人間で生まれてみますか?”

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