真昼のエスニックチキン
美味しい、とっても美味しい
しつこく想像する
手元にあるエスニックチキンサンドを噛むところ
ガブリガブ、ガブリ、、、
ありがとうシカバネをいただいたよ
君が生きていた頃はどんな景色だった?
仲間がたくさんいたかなぁ
殺されて、こうして甘辛くされた
ガブリガブ、ガブリ、、、
喉がひっついて、何かを拒否する
栄養にしてやるんだよ!!
お願いだよ!無駄にしないで、、、
エネルギーのコラボレーションが起こる
身体の中で混じる
君と私はもともと同じだ
私は殺されたくはないな
痛いのは嫌いだ
圧倒的な無自覚、なんだかそれだけでは弱い
肉を喰らう、美味しい、美味しいと
軽やかにステップを踏んで
それでいいじゃないととっくに振り切っていた
君のためには悩み苦しみはしないぜ
ありがとうシカバネをいただいたよ
詩を書く片手でエスニックチキンサンドを噛む
ガブリガブ、ガブリ、、、
肉のドラマはいつ終わるとも知れず
排泄の後も流れ行く
波動を変えて会いに来る
君は怨みはしないのか?
言葉が通じない
だけど感情がある?
先生、このチキンはどうですか?
「この子は元気に死んでいきました」
オーラ診断は確かなの?
窓から茶色くなった雪が見える
排気ガスは止まらないね
眼に見えたところで
私は平気で深呼吸するし
鈍感じゃなくちゃ、ストレスばかり貰う
エスニックチキンサンドがグロテスクに光る
解除
美味しい、とっても美味しい
しつこく想像する
上書きするだけだ
口の中に味が広がって幸せ
別の側面など削ってしまえ
省略
豆パンから食べようと思う
太陽が落ち始める
わたしダーガーじゃなかった おが たかお @haiagarigumi
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