僕の前世は異世界の凶悪な竜だったみたいだけれど。今は異世界日本でお好み焼き屋を呑気に営業しています!

かず斉入道

第1話 序章は溜息しかでない僕……(1)

「ふぅ」と嘆息を漏らす僕だよ。


 まあ、そんな僕の口からここつい最近漏れる言葉と言えばね。


「あああ、今日も暇だな、家のお店は……」なのだよ。


 だって僕自身がわざわざ脱サラまでして始めた。


 僕の幼い頃からの夢を叶える為に始めたお店なのにさ、只今正午……。


 お昼のランチタイムの最中なのに。


 家は、この通りのざまでね。


 店内の様子を見渡し確認をしてもらえばわかる通りだ。


 僕が個人経営をしているこのお店には。


 お客さまの姿が一人もいない状態なのだ。


 だから僕は、自分自身がおかれている現状──。


 店内の様子を凝視すれば「ハァ~」と、大きな嘆息しか漏れてはこない。


 だってこの閑古鳥が鳴く家のお店の状態は。


 今日が初めての様子ではなく。


 もう既に数か月も続いている状態だから。


 僕自身もこのお店……。


 そう、一階が店舗、二階と三階が居住スペースになっている店舗付き注文住宅を購入する際に使用した頭金の残りの貯蓄……。


 このお店を運営させ、軌道にのす迄の運転資金の方もそろそろ底をつきそうな最悪な状態へと陥っている最中だから。


 僕は自身のお店の只今の、現状である時刻は正午なのにお客様が一人もいない店内を何度も見て確認をする度に「ハァ~」と嘆息を漏らし続ける。


 でッ、毎日午後十三時を過ぎればその後僕は、


「(どうしよう? どうしたら良い?)」と。


 自身の脳裏で動揺しながら思い。


 更に時間が立ち。


 夜の営業二十一時も過ぎてしまえば。


 僕はね、「はぁ」とまた大きな嘆息を漏らしながら気落ち落胆をして。


 今後、このの経営をするか? 否か? を。


 只ひたすら思案を続けている日々が続いている。


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