理性の限界

この頃、烏を見なくなりましたね

思い出したるは獣の感で、あの場所から消え鳴き失せた動物の象徴

いまだに解明できない虫の知らせ


我らは一塊の烏合の衆だというのに、あまりにも鈍く移ろいに追いつけず

仕方がないと恐れと悲しみに嘆いて前を向くには時間がかかり、妥協は遥か彼方

動物たちは生命活動を忠実にこなしているというのに

我ら動物、理性がある故にタカが外れて見るもの残すもの醜く醜く


逃れられぬ終焉は必ず人からと決まっていると自然は教えてくれるのです


やぁ、貴方は知っていますか

我らは気付かずに明日にでも命を奪われるのです

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る