第2話 出会い
彼と出会ったのは、あるサイトで募集されていたサークルだった。
メンバーがなかなか集まらず、代表と私の2人しかいなかったチームに
やっと入ってきたメンバーの中に彼はいた。
グレーに光る大きな目、その瞳からは何か冷たさを感じた。
第一印象は、ビジュアル系の変わった人というイメージだった。
チームメンバーでご飯に行っても、楽しく活動していても彼は笑わない。
クールに相手をかわし、冷たくあしらうような人だった。
私は、そんな彼が好きではなかった。
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