第18話 税務署再び来たる!
子魔王が中学校の頃です。
魔王はドライブインを経営していて、結構お金がありました。
そこで、家を一棟増設しました。
めでたく、新しく建ったその棟は、子魔王の部屋として利用されました。
ある日のことです。
また、税務署が来ました。
職員の方が大魔王に問いかけました。
「お母さん、これは住宅ですね、ちゃんと届けてもらわないと」
「なに?……こ、これは……小屋だ!」
「えーと、お母さん」
「なんだ!」
「小屋なのに、畳が敷いてありますが」
「うちでは、小屋でも畳敷く!」
「でも、神棚は置きませんよね?」
「うちでは、代々小屋に神棚を置く決まりだ!」
「えーと、あの部屋ですけど、人が住んでいますよね?」
「家出した息子(子魔王)のだから、今は住んでいない!」
税務署の方&子魔王「……」
急いで田んぼに建てたために、小屋はその後傾き、子魔王の
部屋も傾く事に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます