(お笑い短編集)ゴシャカレタ!
こうえつ
第1話 子魔王が起きれる理由
【本編のメインキャスト】
大魔王
別名(母)本編の主人公。ある日べへりっと(闇のお守り)を使い、「蝕」を起こし母から大魔王に変身。通常の人間には理解不能であり、近づくと危険。好きな言葉は「ぶっころす!」
子魔王
本編の作者。秋葉原で小さなITの会社をやっている。小さいときはオボッチャマで育ったが、ある日、やさしい母が大魔王に変身。命の危機にさらされる事に。「お前はライオンだあ!」と魔王に改造されたが、なぜか秋田犬になってしまった。好きな言葉は「おれもう、しらん!」
じい(さぶ)
魔王の側近。魔王と一緒に住む事ができる唯一の存在。趣味ギャンブル。昔、魔王の居城が燃えた時(自宅が火事)に一番欲しいものはと聞かれ、「馬券注文する機械」と言って子魔王をうならせた。最近ネット麻雀にはまっている。好きな言葉「はぐれこきりこ♪」
姉(妖怪)
親父の側のばーさんの血を引き継ぐ、妖怪なひと。ネットゲームに命を捧げている。魔王と妖怪は仲が悪く、よく戦いになるが、決着はいまだについてない。
好きな言葉
「おまえの家の前で首つってやる!」
子魔王が小学校二年の時です。
魔族の家では、夜更かしは自由です。
その日も、子魔王は「ゲバゲバ90分」を楽しくみていました。
寝たのは一時過ぎていたかもしれません。
チュンチュン、すずめが鳴いています。
…………ガッバ!!
「はっ!」
時間を見ると朝の9時過ぎ……
「まじい!学校、完全に遅刻だ」
ドキドキしながら、二階の子魔王の部屋から、居間に降りていくと
魔王がてあぐら組んで、ムッスとしています(注 魔王は母親です)
子魔王がランドセルを持ちながら、そ~と、側を通り過ぎようとすると
ガッツ!
ランドセルをつかまれました。
子魔王は小学校では体は結構大きいし、力もある方ですが
「魔界モード」になった魔王のパワーは通常の3倍になってる為、とてもかないません。
「そんなに、学校行きたくない奴は」
「学校へ一生いかんでいいーーーーーーー!」
「たぁっ!」とかけ声と共に、ランドセルを持った魔王は、窓を開けて、田んぼに 向かって、スロー開始。
ひゅーんと10m先に「ドポン」ってランドセルは落ちました。
その後、子魔王は泣きながら、ランドセルを拾いに行きました。
田んぼに教科書は散乱。集めてみると、泥水を吸って、2倍の太さに。
ランドセルに教科書が全部入るのは、翌年になるのを待つ事になりました(泣)
以来、子魔王は目覚時計を使わないでも、起きれるようになりました……ワーイ
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