この生きづらい現実で
やまびこやま
第1話 聖夜に考える小児性愛
端的に申し上げて私は小児性愛の気がある。
それは2次元でも3次元でも良いのだがとにかく子供がかわいいと感じるのである。
ロリコンとか犯罪者予備軍じゃんとか思う人はこの先読んでも楽しいことはないのでお帰りいただいて結構。
話を戻して自分のそれに気がついたのはいつだったか、自分が小学生、中学生の間は恋愛の対象が同級生、下級生の範囲内だったし問題もなかった。
高校卒業、大学進学と自分の年齢は下がることはないので恋愛対象の年齢だけが置き去りになりそのギャップは開いていくばかりだった。
小児性愛に限ったことではないが、セクシャルマイノリティにとって辛いことは世間からの目とかではなくまず自分が「普通」ではないと自覚してしまうことなのかもしれない。
異性の、自分と似たような年齢または成人に対して恋愛感情をもてる人を「普通」とするならば、自分は明らかに「普通」の範囲からは外れていることを理解し、それを隠しながら「普通」を装って生きていくことは辛い。
最近はLGBTという言葉も耳にする機会が多くなった。
以前と比べて日本も同性愛者やトランスジェンダーへの理解も深まってきたと思う。(それが十分かどうかは置いておいて)
異性愛者の夫婦と同様の権利、サービスを受けられる自治体もあるとかないとか、あまり詳しくないので聞きかじった情報でしか知らないが、その人の性的嗜好によって不利益を被ることはなくなって欲しいと思う。
そこで小児性愛だ。
小児性愛は別だ。
どんなにパートナーが言を尽くして説明してお互い同意の上だと主張しても、法治国家である日本では13歳未満の人間に性交をすると強制性交等罪で裁かれてしまう。
所謂ペドフィリアと呼ばれる性的嗜好はその対象を一般に13歳以下と定義されていることが多いので、恋愛対象と結ばれることは難しいだろう。
というか世界のどこに行けばそんなものが認められる所があるのか。
万が一、その性的嗜好が世間にばれてしまえばそれはもう偏見の目に晒されることは想像に難くない。
小児性愛者と小児性犯罪者とでは大きな違いがあると私は考えているのだが、そんな綺麗ごとは通用しないし一緒くたにされる事の方が多いだろう。
今年の10月にBBCの番組「ビクトリア・ダービシャー」の中で「反接触派」の小児性愛者のインタビューがあったのでネットで検索してもらえば読むことができると思う。
その中で、小児性愛者として一番辛いことは「「だれからも目のかたきにされる集団の一員」だと自覚すること」とある。
子供が好きだからといって、その全員が子供に危害を加えよう、自分の欲求を満たそうと考えているという誤解は解くことは難しいのかもしれない。
ここまで長くなってしまったが結論としては、この先この欲求が真に満たされる日はおそらく来ないし、来てしまったその日は倫理観の変化が法を書き換えたかブタ箱にぶち込まれる日のどちらかだろう。
街に「普通」のカップルが溢れるだろう今日にこんなものを読んだ人はついてなかったね。
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